「期待したものでない」学校働き方改革の緊急提言、現役教員から批判
夜、どのように眠るのか? エアコンをどこまで使うのかの判断が、難しい季節でもある。でも、暑いしなあ。
今日は、朝から来月手打ちで。インタビュー②の日程決めとか。不測のいろいろなことがあり、来月対談がダメになりそう。そこで、手当もしはじめる。だけど、総じて、うまくすすまない。まあ、それは政治そのもの難しさの裏返しだと言えるのだろうと思うけど。とにかく、粘って粘って。
いろいろあった1日だったけど、夕方に、衝撃的なLINEが。古い、若いころの友人、後輩の訃報だ。若いころいっしょに活動した。彼は、ボクよりおくれて専従になり(ボクと同じ地区委員会で)、その後、空白克服の呼びかけに応じて故郷に帰って地方議員になった。それから、もう20年以上議員をつづけ、途中平成の大合併で市議となったベテランの議員。いろいろなことを思いだす。彼がどのような人生をおくったのか、その思いを想像しながら、献杯の夜。少し、涙。後輩の訃報はつらい。
難しいニュースは続く。
「期待したものでない」学校働き方改革の緊急提言、現役教員から批判(朝日新聞)
文部科学相の諮問機関、中央教育審議会の特別部会が28日、教員の働き方の改善に向けて国などが直ちに取り組むべき施策をまとめた「緊急提言」を出した。これを受け、同日、現役教員らが記者会見し、「期待していたものではない」などと批判した。多すぎる授業数削減、学校行事見直しも 教員の多忙さ是正へ緊急提言
記者会見を開いたのは、公立学校教員に残業代を支払わないと定めた「教員給与特措法」(給特法)の抜本改善を求める「給特法のこれからを考える有志の会」の呼びかけ人や賛同人ら。……
教員の働き方をめぐり、中教審=中央教育審議会の特別部会は、危機的な状況にあり社会全体で取り組むべきだとする緊急提言をまとめたということだけど、正直言って、いま、こういう提言をするのかというレベルのもの。
「登下校対応」や「校内清掃」「休み時間の対応」など14の業務について、地域やスタッフなど教員以外への分担や負担軽減を進め、年間の授業時数が国の標準を大幅に上回る1086コマ以上の学校は来年度から見直すこと、学校行事は重点を置くものを選び、準備も簡素化することなどを盛り込んでいるというのだけど。問題は、業務の軽減の問題などは、この間、ずっと言われてきたことで、なぜそれがすすんでこなかったのか。具体的に目立つのは、授業や事務作業をサポートする「教員業務支援員」の全小中学校への配置や、教員の負担軽減が期待される小学校高学年での「教科担任制」実施の前倒し。保護者からの過剰な苦情などに教育委員会が対応して学校を支援することなどなど。でもなあ、最後のやつは、何か教育委員会からの圧力が強まりかねないし、真ん中の教科担任制は、ほんとに軽減につながるの。大事な利点は軽視されないの? 支援員は、ほんとうにそれが役に立つようによく考えてすすめてほしいが……。
だけど、なによりも教員を増やす方向が全然見えないこと。そこは最初から枠が設けられているとしか思えないから、この提言に期待してもしかたがないレベルのものなんだろうが。だからこそ、市民レベル、国民レベルでの下からの議論になっていかないとかなあ。ほんとに、期待していたものでないほど、残念な提言だよなあ。
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