「シモーヌ フランスに最も愛された政治家」
今日は、早朝仕事からはじまる一日。一日、眠く、だるい。その後、少し団地の仕事をしたあと、来月企画の資料読み。ふむふむ、いろいろ考える。
午後からは、家族で? 全障研大会を聞く。フォーラムの権利の実現では、やはり、こころに残るのが家族依存の障害者政策に対する告発。そういうなかで、寄宿舎のことが話題になるのはホッとする。もちろん、65歳の介護保険問題は重要な議論。その後。全体集会で、基調報告や記念講演を聞く、白石夫妻の講演は、『みんなのねがい』連載をふり返るもの。自分たちの実践と研究の総仕上げは、いちばんの思いは、次の世代へ、若い世代へどのように伝えていくのかという感じがする。福祉の現場での世代の問題は、大きな問題な感じがする(うちの子どもを見ていても)。そんことともふくめてだけど、障害児者の問題の情勢をどうとらえればいいのだろうか? 権利条約の流れ、自立支援法の押し返しから骨格提言、しかし、安倍内閣で困難に直面する。権利条約もなかなか難しい。コロナで全体としてたいへんさが増す中、いまはどうなのだろうか? もう少し、いろいろ聞きたい感じがするところ。
夜は、『無限発話』の出版記念の講演会。金富子さんの話もシャープでおもしろかったけど、かかわっている若者たちの話に聞き入る。なかなか、小さな動きの未来に何があるのか、期待もし、連帯もする。
昨日は、映画「シモーヌ フランスに最も愛された政治家」を見る。
前編、圧倒される。ものすごい生きざまである。ヨーロッパのこういう政治の分厚さはどこから生まれるのだろうか。もちろん、なによりも、アウシュビッツの体験が根底にある。そのシーンをみながら「社会への帰還を前提としない収容」は、日本で言えば、かつての「ハンセン病療養所」そして、現在では、「入管施設」そのものだ。そういったことに、日本社会の目の前に、存在していることに、なぜこの国では鈍感なのだなのだろうか。そのことにも気持ちはつぶされる。そうしたなかで、「正義」「尊厳」そういったものを育み、選択し、貫いていく生きざまは本当に圧倒である。そして、シモーヌが理想として追い求めたのが、欧州としての平和のために団結である。しかし、近年のヨーロッパはそこが「ゆらい」でいる。現実にウクライナで。そのときに、この物語から、われわれは何を学ぶのだろうか。
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