「ウトロに生きる」
完全に体が暑さ負けしている。今日も暑い。けっこう、フラフラ(苦笑)。
この夏を乗り越えれる気がしないなあ。
今日はとにかく、来月インタビュー①の資料読み。あともう少し。早く終えて内容を定めて、今週は次の仕事をしましょうね。
「ウトロに生きる」の感想をここで。
宇治市にあるウトロ地区。複雑な歴史を抱える在日コリアンの町が今、大きな転換点を迎えている。戦時中、軍用飛行場建設のため朝鮮半島出身の人たちがこの地に集まった。戦後、取り残された彼らは生きるためにここに根を張り、町ができた。しかし、長年暮らしてきた町並みはなくなろうとしている。土地の持ち主が立ち退きを求めたことが発端となり、住民は家を出なければいけない。先祖から受け継いだ伝統音楽を復活させるなど、新たな町の姿を模索する住民の思いとは。時代に翻弄されながらも、ウトロで生きていこうとする人々の姿を見つめる。
ほんとうは、信じられないほどの厳しい差別があり、そして、地を這うような必死の生活があったんだろうけど、おだやかで、静かな話にしあがっている。その優しさがホッとさせる。仲間を支え合い、ここで生き続けた人々の、真摯な思いが伝わってくる。この国の、さまざまな地域に刻まれた人々の歴史に、思いを馳せながら心に刻みたいとつくづく思う。
うむ。そのほか、いろいろ資料を読む。次の仕事に向かうにはいろいろ知らべる必要がある。正直今は、インプットがあまりにも弱いから。いろいろ目配りをしていると、心理主義的なものがあいかわらず、身近に根強く広がっていることは気になるなあ。はい。
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