「“インクルーシブ教育”を考える(1)障害のある子どもと共に」
今日も朝から、インタビュー①原稿づくり。何となく形にはなりそうな感じだけど、まだ2山ほどの作業が必要か。あと、2日、とにかくがんばる。
世の中は、きな臭い匂いであふれている。昨日には防衛産業強化法案、入管法改悪が衆院を通過 、参院にうつって、審議がはじまっている。それぞれが、この国の形を大きくかえてしまうようなほど重大なものであるにもかかわらず、ニュースでほとんどとりあげられないことも、呆然としてしまう。正直、無力感も感じてしまう。
選挙後のさまざまな動き、いろいろな意見も出されている。そんなものも聞きながらいろいろ考える。これからどんな議論がなされるのだろうか。少なくとも、若い人たちの見えている政治というものと、ボクらのそれとは、乖離があることは自覚しなければいけないと思う。とくに、人権にかかわる政治はそうだ。もちろん、ボクら見えていることが大事なこともある。それを伝えるということは必要だ。ただ、そうだとしても、大事なことは若い人が、力の発揮してがんばれるような状況をつくること。そのためには、ボクらの世代は、ある意味で、自分を捨て石のようにして立ち回らなければならなこともあるのかもしれないと思ったりする。ある人と、話していて、いろいろ反省をさせられたり、考えさせられたりする。深呼吸しながら、歩こう。
職場の近くも、すっかり緑が深くなっている。
昨日のハートネットTVは、「“インクルーシブ教育”を考える(1)障害のある子どもと共に」だった。
すべての子どもたちが共に学ぶ「インクルーシブ教育」について2回シリーズでお送りする。第1回は「障害のある子どもと共に」。現状は、地域の小学校に通いたくても通えない医療的ケア児がいる一方で、通常学級に通っても合理的配慮が得られず苦しむ当事者も少なくない。50年程前からインクルーシブ教育に取り組んできた地域の小学校の実践も紹介しながら、インクルーシブ教育実現のために必要なサポートを考える。
通常学級に通いたくてかよえない事例や、逆に、合理的配慮がなされずに孤立し、特別支援学級を選んだ事例などがまず紹介され、単純ではない状況は提示される。そして、めざすべきモデルとして紹介されるのは、豊中の事例。たしかに、二重学籍などうなずけるような面もある。条件整備の点でも、おそらくさまざまな工夫がされているであろうことも想像される。だけど、そこからの突っ込みはあまりない感じ。どうしても、原学級主義と発達保障論の対立という図式で描かれてしまう。子どもの発達のというものを軸においたときに、その制度的な保障や、必要な合理的配慮を問いかける視点はどうなのだろうか? そこでいま何が不足しているのかの問いかけはどうなのか。さらに言えば、通常学級の現状、その排除性についての考察は、あまりにも少ないし、インクルーシブ教育をめぐっておこっている文部省通知の問題も、ここが舞台であるにもかかわらず、ふれられないのはどうしてなのだろうか? いろいろ問いかけなければならない問題は、山積みな感じがした。難しいなあ。
勉強は山積みだけど、生活をしていて、生活もちゃんとすべきことができていないよと、そういう事実がくり返し突きつけられているようで落ち込む。これだけ、仕事と生活で、追い立てられてがんばっているのになあとも思いたいが、できていないことの圧倒的な多さに自分がなさけなくなることも事実。これも苦しいなあ。
緑の広がりが早く、お花が今は少ないので、ちょっと、買い物途中の風景を拝借。
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