「独ソ戦 地獄の戦場」
今日は、工場籠城明け。なんとか気分を変えて次に向かいます。来月インタビュー①の内容を確定するための作業、インタビュー②の設定作業と、来月座談会①の設定の相談メール、再来月インタビュー①②の相談メールも送ります。うち日本は返事あり。夕方から夜は、団地の仕事も。いろいろとバタバタとあります。
今日、読んだ文献で、いまの少子化対策、子育て支援の行く手をいろいろ考える。その際には、やっぱり、戦後、日本が福祉国家の道を歩まなかった意味や、家族依存の「日本型」の道を歩んだ歪み、そのうえで、新自由主義が跋扈するようになった、それ歴史的経緯はしっかりおさえないといけないなあと痛感する。もっと、文献を読みこまないとと、焦る。焦る。焦る。
映像の世紀バタフライエフェクトの「独ソ戦 地獄の戦場」を見る。
ナチス・ドイツとソ連が戦った独ソ戦は、死者3千万を超える、史上最悪の犠牲者を生んだ。互いに不可侵条約を結び、開戦前日まで助け合っていた両国。しかし突如ヒトラーが奇襲を仕掛け、対するスターリンは全人民を動員して徹底抗戦した。2人の独裁者の激突は、次第に軍事的合理性を欠き、憎悪と復讐心のままに敵の絶滅を叫ぶ、地獄の戦場と化していく。プーチン大統領がウクライナ侵攻の拠り所とする独ソ戦、殺りくの記録。
いまもロシアで愛国心を駆り立てるために語られる独ソ戦。その映像はやっぱり息をのむ。戦争というものは、ひとたび、はじまれば理性や合理性というものを超えてすすむ。そもそも、理性や合理性をふみにじって戦争ははじまるのだから。しかも、人権はかならずふみにじられる。人道法によって、戦後のさばきで、抑止しようとしても、おこることでもある。
圧倒的なドイツ・ヒトラーの侵略性、ソ連の異常さはなかなか理解の超えたところになる。スターリンというものの理解の難しさも感じるほど。この2つがぶつかりあって、地獄の戦場と化す。ナチスという体制、ソ連という体制、その構造のもとでうまれた2人の指導者の戦争。その理解は難しい。ただ、それは、日本が体験したこと、おこなったことと、まったくかわらないということも事実。独ソ戦の悲惨さは語られる。ではアジア・太平洋戦争のそれはどうか? きわめて部分のような気もする。ただ、独ソ戦が、いまの世界に問いかけていることはものすごく多いような気がする。
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