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2023年5月

2023/05/31

いろいろ読んでいて、驚きの連続

 今日も、インタビュー②の資料読み、インタビュー①の相談などなど。途中で、ちょっと身の回りの整理、そして、実務。いろいろ気持ちが意欲的になってこない。沈んでいる。

 秘書官の更迭や、自公のやりとりなどを見ていると選挙が近いなあと思えてくる。財源問題はほぼほぼ年末に先送りだし、やるんだろうなあ。ニュースだとかも、いろいろきちんとチェックしないと。昨日の裁判も、フェミ科研は勝訴だけど、研究内容にかかわる問題については、認めなかったり、限界もあるなあ。それに比して、同性婚は、かなり高度な内容という感じ。ここもつっこんで勉強しないと。生活保護についても、いろいろな人がいろいろな言い方をするから、しっかり、見ておかないと。

 給特法にかかわる署名。大事だと思うのは、残業代未支給の問題をしてきするとともに、教員増員と、そして教育費の増加を訴えているところ。もちろんそのことを通じて、教師の仕事を考えたいし、教師がその責務を発揮できるような発言権というものも大事にしたいところだな。大いに広げていきたいところ。

 今日の、いろいろ読んでいて、驚きの連続。社会の酷い面というのは、ほんとうに深刻だな。ちゃんと、見て、それをどう考えるかの議論を広げないとなあ。写真は再掲。猫の髭というそうだ。

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2023/05/30

杉田水脈氏に33万円賠償命令 控訴審判決、教授らの訴え一部認める 生活保護減額取り消し 静岡地裁、原告の主張認める 全国11件目 同性婚不受理は違憲 名古屋地裁判決 法の下の平等・婚姻の自由に違反

 朝から、「東大大学院教育学研究科と東京都国立市教育委員会は29日、障害の有無にかかわらず小中学校の普通学級で全ての子どもがいつも一緒に学ぶ「フルインクルーシブ教育」の実現を目指す協定を締結した。東大側は教員研修への教授らの派遣などを検討し、市教委は研究支援や学生の実習受け入れを想定している。」というニュースを読む。うーん、どんな感じになるのだろう。しっかり見ていかないといけないなあ。

 その東大の先生たちも含めて、「教員の長時間勤務に歯止めをかけ、豊かな学校教育を実現するための全国署名」がはじまった。その話は明日にでも。

 さて、朝から、団地関連でメールがたくさんやってくる。課題の多さの反映でもあるのだろうなあ。いろいろわかってきたこと、問題の所在も少しっずつ。さてさて、今日も、実務を処理して、それから、来月の以降の企画の準備。昼からは、来月インタビュー①のやりとりと、インタビュー②の準備も。あまり、落ち着かない日だけど、いろいろ資料を読みながら、驚くようなことにたくさん遭遇する。ほんとに、知らないこと、ボクらが怒り切れていないこと。鈍感になってしまっていることがあまりにも多いようにも思えてくる。やっぱり読むことが大事だとは痛感する。そして、今日は会議の日。

 いろいろ仕事したり、家事したり、生活したりしていると、どうしてもがまんが多いのが、最近の特徴だな。がまん、がまん、がまんと三回言ってみる。ほんとに、よく考えないといけないのだ、いまは。見えてないこと、認識されていないことが多いだけに。

 

 今日は嬉しいニュースが目白押し。

杉田水脈氏に33万円賠償命令 控訴審判決、教授らの訴え一部認める(毎日新聞)

生活保護減額取り消し 静岡地裁、原告の主張認める 全国11件目(中日新聞)

同性婚不受理は違憲 名古屋地裁判決 法の下の平等・婚姻の自由に違反(毎日新聞)

 よのなか捨てたもんじゃないと思えてくる。

 

 

2023/05/29

内閣支持率46%に上昇 G7で「指導力を発揮」6割 朝日調査

 たまった実務をいろいろ処理する。企画が倒れてしまったり、ちょっと先の企画を手当したり。少しずつ、少しずつ。なかなか書いてもらうことができないなあ、これが直近の大きな悩み。ちょっとがんばらないとなあ。

 神経が疲れているのか、大きい音がとてもつらかったりする。なかなか配慮をひきだすのは難しい……。難しい。

 あとの時間はひたすら、インタビューの準備。今月と来月の。どういう順番でやるのかも難しい。本をたくさん読まないといけないし。

 最近Gの出没がひんぱんなので、その対策をした。うまくいくのかはよくわからないが。

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 夜には、団地の仕事を少し。これから、毎日、少しだけでも、団地の仕事も前にすすめないと、いっぱいいろいろあるなあ。実際にはじまってみておそれおののく。21年前は、ここまでではなかったと思うけど。

 

内閣支持率46%に上昇 G7で「指導力を発揮」6割 朝日調査(朝日新聞)
 朝日新聞社は27~28日に全国世論調査(電話)を実施した。岸田文雄内閣の支持率は46%(前回4月調査は38%)と上昇。不支持率は42%(同45%)だった。広島G7サミットで、岸田首相が議長として「指導力を発揮した」と答えた人は59%で、「そうは思わない」の32%を上回った。いわゆるサミット効果が支持率を押し上げたとみられる。

 内閣支持率が不支持率を上回ったのは昨年8月調査以来。男性の支持率は51%、不支持率は39%だったが、女性は40%対46%で不支持率の方が少し高かった。

 日本でのサミットは1979年の東京サミットから今回を含めて7回目。面接方式で調査していた時期もあり、単純に比較できないが、サミット前後の世論調査の内閣支持率をみると、ほとんど横ばい・下落で、今回のように明らかに上昇したのは初めてだ。……

 サミット効果が大きいようだけど、つっこんで受けとめられているわけでもないように思う。被爆者の訴えがどこまで世論に届いているのか?

 これが実際の回答だけど

 そのなかで注目されるのは、維新への投票の多さ。「「仮に今、投票するとしたら」と前置きして衆院選の比例区投票先を聞いたところ、自民36%、維新17%、立憲10%などの順だった。」という。この間も維新の不祥事は続いているし、梅村議員の暴言もある。つまり、そういう事実とは相対的に切り離された形で期待感が形成されているわけだから、事実を伝えるだけではない、議論の仕方、使え方を見つけないと状況はかわらないのかもしれない。そういうこともよく考えないと。政治的な議論を広げることのもつ、独特の難しさに向き合わないと、民主主義は機能しないのだろうか。

2023/05/28

激しく、慌ただしい日 管理組合総会、8年ぶりの再会など

 今日は、午前中は、団地の管理組合の総会です。21年ぶりに重要なお仕事、大役です。かなり気が重いのですが。さっそく、午後は植栽の作業と、今後の打ち合わせ。植栽の現状にも2つの高齢化が如実に反映しています。

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 総会の議論を聞いていても、午後の植栽の委員会の人たちと話をしていても、みんななんとまじめにとりくんでいるんだろうと感心させられます。日本のマンションはある意味で、日本の住宅政策の矛盾を一身に背負っているようなものだと、ボクは思っていますが、管理組合の活動は、自治の一つのありようということもでき、そこにある大事なものということを感じさせてくれます。課題や難しい問題もたくさん抱えていますが、とにかく誠実に、民主的に、よくよく考えてすすめていきたいとは思っています。

 

 夜は、9年ほど前にちょっとしたきっかけで、知り合った韓国の研究者のかたと再開。

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 8年前に済州島のガイドをお願いしたつながり、8年ぶりに連絡があって、その同僚の研究者の方と、そして、いっしょに済州に行った友人と4人で飲み会。歴史関連の研究者だけに話はおもしろく、いろいろな話で盛り上がる。年齢は、1人は同い年で、もう1人もそんなにかわらないだけど、あついなあ! いっぱい刺激をもらった次第。また、韓国行きたいなあ。

 という今日は激しく、慌ただしい日だった。

2023/05/27

「大軍拡阻止と歴史の教訓、憲法の原点と平和外交を進めるために」

 早朝仕事スタート。いまの体調ではかなりきつい。季節はアジサイに。

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 仕事は、引き続き。いろいろ揃えたり、読んだり、メールのやり取りをしたり。読む量が少ない、少ない、少ない。ここの限界をどう突破するのかが、鍵。あとは、作業をもっとスピードアップ(うーん)。インタビューは少しずつ決まるが、原稿の発注がなかなかねえ。これも、難しいだわ。

 団地の管理組合の総会が明日。その準備にも忙殺される。みんな高齢化しているから、準備にも時間がかかる。難題ばかりの管理組合。うまく、みんなの知恵と力を集めながら、いい解決方法をつくりだせればいいんだけど。

 午後に、敬愛する山田朗さんの講演を聞く。ズバッと切り込む山田さんの話を無性に聞きたくなる。題して「大軍拡阻止と歴史の教訓、憲法の原点と平和外交を進めるために」。
 話は、日本の歴史のなかで軍拡がすすんだのはどういう時期か、その背景にあった軍事同盟という話からはじまる。そして、その軍拡がどのようにすすめられ、どのような結果をつくり出したか。そこから歴史の教訓は明確だ。では、いまの安保三文書のもとでの軍拡はどうなのか。軍事突出、中国仮想敵の日米同盟強化、そのもとでのGDP2%のトリック。軍拡でなにをしようとしているのか。抑止力と対処力の強化は、他国に脅威を与える装備の強化、それが何を意味するのか。日本の行く末を考えさせられる。勉強になりました!

 いろいろあるけど、基本、がまんの日々だなあ。仕事からということでもなかろうが、いろいろな面で、がまんの日々が続きますねえ。生活のしんどさ、いろいろな面での困難。なかなか、難しいですし、いろいろ模索をしなくてはいけません。この歳になると、どうしても孤立しますが、しっかり、しましょうね。

 

2023/05/26

「フェミ科研費裁判が問うてきたもの」

 今日も、来月インタビュー②の設定準備、座談会①設定の相談、さらに資料読みと、先の企画のいろいろな調べ物と、あわただしい。なんとか夏にむけて、いろいろ乗り切れそうかなあ。体調はいま一つ。また、お茶碗割った。もはや生活に支障が出る範疇だなあ、と。何が原因だろうか?

 午後には会議。

 夜は、フェミ科研裁判支援の会の講演会。清末愛砂さんの「フェミ科研費裁判が問うてきたもの」。清末さんの話に背筋がピンとただされる。学問は何のためにある、平和をつくるためにある学問という呼びかけは、若いころ、さんざん議論してきた原点にもつきささる。そういうストレートな話が、こうしたたたかう研究者から発せられるのは向けをうつ。とくにうなったのは、憲法前文をていねいに読み取りながら、そこから導きされる学問の自由と、そして、それを踏みにじる立憲主義への攻撃にどう対峙するかの提起。うん。よかったです。

 地震があった。自宅当りは震度3。だけど、わが家は玄関、書斎、リビング、ダイニング、廊下、トイレと本だらけだけど、とくに書斎は大きく崩れていた。

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2023/05/25

「独ソ戦 地獄の戦場」

 今日は、工場籠城明け。なんとか気分を変えて次に向かいます。来月インタビュー①の内容を確定するための作業、インタビュー②の設定作業と、来月座談会①の設定の相談メール、再来月インタビュー①②の相談メールも送ります。うち日本は返事あり。夕方から夜は、団地の仕事も。いろいろとバタバタとあります。

 今日、読んだ文献で、いまの少子化対策、子育て支援の行く手をいろいろ考える。その際には、やっぱり、戦後、日本が福祉国家の道を歩まなかった意味や、家族依存の「日本型」の道を歩んだ歪み、そのうえで、新自由主義が跋扈するようになった、それ歴史的経緯はしっかりおさえないといけないなあと痛感する。もっと、文献を読みこまないとと、焦る。焦る。焦る。

 映像の世紀バタフライエフェクトの「独ソ戦 地獄の戦場」を見る。

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ナチス・ドイツとソ連が戦った独ソ戦は、死者3千万を超える、史上最悪の犠牲者を生んだ。互いに不可侵条約を結び、開戦前日まで助け合っていた両国。しかし突如ヒトラーが奇襲を仕掛け、対するスターリンは全人民を動員して徹底抗戦した。2人の独裁者の激突は、次第に軍事的合理性を欠き、憎悪と復讐心のままに敵の絶滅を叫ぶ、地獄の戦場と化していく。プーチン大統領がウクライナ侵攻の拠り所とする独ソ戦、殺りくの記録。

 いまもロシアで愛国心を駆り立てるために語られる独ソ戦。その映像はやっぱり息をのむ。戦争というものは、ひとたび、はじまれば理性や合理性というものを超えてすすむ。そもそも、理性や合理性をふみにじって戦争ははじまるのだから。しかも、人権はかならずふみにじられる。人道法によって、戦後のさばきで、抑止しようとしても、おこることでもある。

 圧倒的なドイツ・ヒトラーの侵略性、ソ連の異常さはなかなか理解の超えたところになる。スターリンというものの理解の難しさも感じるほど。この2つがぶつかりあって、地獄の戦場と化す。ナチスという体制、ソ連という体制、その構造のもとでうまれた2人の指導者の戦争。その理解は難しい。ただ、それは、日本が体験したこと、おこなったことと、まったくかわらないということも事実。独ソ戦の悲惨さは語られる。ではアジア・太平洋戦争のそれはどうか? きわめて部分のような気もする。ただ、独ソ戦が、いまの世界に問いかけていることはものすごく多いような気がする。

2023/05/24

君はヒロシマを見たのか

 工場籠城2日め、離脱。今月は、輪をかけて疲労。何かほんとにボロボロ。いろいろ考えて考えて仕事しているつもり、ボロボロになるまで。でも、一方で、力が及ばないなあ感も強い。どっちにしろ報われないなあ。

 ベランダや、工場までの癒しの風景。そうこうしていたら、相方から北の国の癒しの写真。

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 あまりにいろいろひどいことが起こっているのだけれども、そのつど、これでは先はないなあと思えてしまう。たとえばマイナンバーカードの問題。人為的ミスというが、ミスのないシステムがどうしてできないのか。それはやはり、人権への細心の注意というか考慮がないからだと思う。日本の経済が発展しない要因もここになるのではないのか。人の尊厳に配慮しない経済は、少なくとも、民主主義を標榜する社会では、足かせになっていくのではないのだろうか。そんなことも感じてしまう。

 

 今日の中国新聞の天風録。君はヒロシマを見たのか

 ……どうやら米国の注文らしい。「これは見る。あれは駄目」と口を出し、取材不可にもこだわった。「核のボタン」を預かっているバイデン大統領に迷いが生じるのを周りが嫌ったようだ▲裏返せば、折り紙が付いたといえよう。超大国の元首まで恐れおののく影響力が資料館にある、と。加えて、より取りの視察が「広島を見た」うちに入らぬことにも。取り繕った広島ビジョンや首脳声明は、見たと言えぬ証しである。

 なるほどというほかない。

2023/05/22

「望みを打ち砕かれた」 G7広島サミット、被爆者から批判の声も

 今日は雨の予報。うーん、雨は嫌だなあ。バス停の横のつつじ。今年のつつじは、ばらばらと咲くという感じかなあ。

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 今日はとにかくゲラを戻す作業。それから実務。原稿1本。ゲラのやりとりを1本。基本、初校は終了。明日から工場籠城に突入です。

 

「望みを打ち砕かれた」 G7広島サミット、被爆者から批判の声も(朝日新聞)
 G7広島サミットが3日間の日程を終えた。かつて原爆を投下した米国のバイデン大統領、戦時下のウクライナのゼレンスキー大統領らが被爆地に集い、平和記念資料館を訪問した。核軍縮を訴えた「広島ビジョン」をめぐり、岸田文雄首相は「歴史的」と胸を張ったが、被爆者からは「広島を利用された」との批判の声も上がった。……

 テレビを見ていても思いのほか、抑止力批判や、抑止力発言への失望が多かった。当たり前だけど、報道されている。この問題は、古くから問題になっていることでもあるけれど、わざわざ広島でサミットをして、そこでこのような発言がくり返されたことは、被爆者の発言や、それへの応答との落差を感じるし、矛盾の大きさと、問題の根深さを感じざるを得ない。だけど、世論は、岸田支持にブレそうでもある。だからこそ、どう議論を広げていくのかなあ。またまた、大きな課題をつきつけられたサミットだなあ。

2023/05/21

『私たちは黙らない!』

 今日は、団地の草取りスタート。たっぷり1時間強の肉体労働で、汗びっしょり。結構、ヘトヘトです。腕が痛くなりました。草取りのあいだ、いろいろな人と会話。久しぶりにあった人もいた。

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 それからは、ゲラ読み。著者校もほぼほぼ帰ってきた。まあ、順調か? 何事もおこりませんように。

 午後、浦和の図書館まで、来月以降の企画で必要な本を取りに行く。すでに、予約はしてあったのだけど、1週間ほど、分室の入っている建物が閉鎖になっていた関係で今日になってしまった。

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 体を使いと、やっぱり疲れが出てくるなあ。

 

 『私たちは黙らない!』の感想を、少し。

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 安保三文書が決められ、予算も大軍拡路線に舵を切った。危機感を持った様々な分野で活躍する女性たちが「平和を求め、軍拡を許さない女たちの会」を立ち上げ、声明を発表、賛同署名を募る運動をChange.orgで呼びかけているのは、このブログでも紹介した通り。本書は、この「女たちの会」に賛同した有志30人によって編まれた。

 もちろん思いは共通している。「子どもたちが戦争で苦しむような社会にしたくない」「軍拡の予算があれば社会的弱者をもっと救えるはず」「もっと市民の声を聞いてほしい」「軍拡は、子どもや女性、少子化対策をなおざりにしこの国を衰退に導き、近隣諸国に敵を作るだけ」「やるべことは軍拡ではなく外交努力を積み重ね平和を模索することだ」と。現場でたたかっている人たちだから、その言葉は具体的で、説得力がある。しかも多様な分野と立場からの発言は、そのものが心をうつもの。涙して読んだり、うなづきながら共感したり。横のつながりのもつ力ということも感じる。それは新しい世界を切り開くかもしれない。


2023/05/20

「新型コロナとマイノリティーの3年 振り返り編」

 今日は、朝から、ゲラ読みの一日。ゲラを読みながら、涙したり、いろいろ考えたり。これは、その仕事の大事なところでもあるのでしょう。

 世の中の動きを見ても、被爆者の重く、しかも切実な思いを、無視するような、アメリカの大統領の核のボタンの持ち込みは、核兵器の固執し、戦争をすすめようとする国の為政者の醜悪な姿をまざまざと見せつれられます。そういう時代にボクらは生きているのです。

 ところで、昨日のバリバラはすごかったですね。題して「新型コロナとマイノリティーの3年 振り返り編」

 新型コロナの感染拡大から3年。マイノリティーがコロナで直面した課題は今も積み残されたまま▽コロナに感染しヘルパー不在の中、死の恐怖に追い詰められた身体障害者…障害のある子どもを育てる家庭で起きた外部支援の断絶…なぜそういった事態は起きてしまったのか?▽次なるパンデミックや災害時に備えるために、ゲストのハリー杉山さん、ホームレス支援を長年行う奥田知志さん、当事者と支える人で、3年間の課題を話し合う!

 相方の研究室の調査がちらっと出たけれど(つまり取材されていて、全国デビューはなされず)、その調査以上に切実な、お母さんの発言。うーん、その孤立を強いるいまの原稿にほんとうに考えさせられる。NHKは政治報道以外は、やっぱりすごいんだよ。ドラマも、さすがにフェンスはできなかったようだけど、やさしい猫はやるんだもん!

 

 大事なことをしっかり考えて、立ち向かいましょうね。

 夜は総会前の理事会。課題は山積み。がんばりましょうね。ほんとに。

 好きっと晴れないのが今日の天気。いまの時代なんだろうけど。

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2023/05/19

余裕のない毎日……

 暑い日が続きました。写真は昨日の朝の駅前。

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 昨日から、引き続き、電話かけ。メールのやり取り。来月以降の資料読み込み。ゲラをおくったり、ゲラ校正もはじめる。たまった実務も。わりかし、バタバタと時間がすぎていく。

 込み入った仕事でない日も、結局、余裕のない毎日……。最近は、朝7時に起きて、8時半ごろまで、朝食と、自分の弁当と同居人の夕食づくり、そして食べて、洗い物をして、洗濯物を干して、出勤の準備。通勤は2時間ほどで、職場では、基本、お昼休みはとらずに仕事を続ける。以前と違って、夜に仕事を入れないようにするので、昼はがんばって働き続ける。夜は8時半から9時に帰ってきて、夕食をつくって、食べて、後片付けをして、明日の食事の下準備。それから洗濯物を取り入れて、だいたい1時間から1時間半。そこにいま団地の仕事が入ってくる。たまに、夜に、取材が入ることはある。日曜日も同じ感じだし、外食もなく、夜のみにいくこともほとんどない(最近、やっと月一ぐらいで仕事の飲みが入る)。夜に、ドラマを見ることもあまりなくなったなあ。映画に行くこともないし、旅行なんてなく、取材の遠出ぐらい、あとは年に何度か、相方のところに行くぐらいか。ものすごく単調な生活で、気持ち的にはなかなかしんどいものはあるが、これで、何とか、毎日の仕事に向かっていけるという感じでもある。もう少し、勉強がしたいなあというのが最大の不満か。なかなか、読むスピードがね。

 むしろ、毎日おこっていることをどう見るのか。ウクライナの問題は自分も踏み込んで、考え切れていないでいる。そうしているうちにゼレンスキーの来日がおこったり。日本の支援も新しい段階に入っていくのかもしれない。どう平和に寄与していくのかということと、日本のあるべき姿と。原理的に、かつ、現実の問題として。

 流れから見ていくと、やっぱり総選挙はありそうか。うーん、いっぱん仕事しないとなあ。

2023/05/17

保育士の配置基準見直し求め 園児の保護者らが新たな団体設立

 今日は、午前中はzoom会議。いろいろ、たいへんさはわかる。どう打開していくのか、ほんとうに考えないといけないなあ。

 その前後で、仕事で使う本を2冊探したが、1冊はみつかったが、もう1冊はいまだ見つからず。1時間以上はロスだな。うーん、探し物人生だ。まだ、見つからない。見つかる展望がない、なぜだ?? ほんとになぜだ??? うーん。

 新聞を読みながら、矛盾ということと、相手が追い込まれていることは違う、後者は力関係の問題でもあるということや、だからこそ、リアリズムが必要だなあって思うのだけれども。

 午後は、昨日からはじめている雑誌掲載の写真の、掲載許可をとる電話かけ。公的な機関相手なので、結構、いろいろ時間かかる。だけど、ボクの方も、文書を送るときに、かならず、文書を間違えてしまう。大丈夫か? ほんとに大丈夫か??? 自信をなくすなあ。

 そのあと、来月以降の企画の資料読み。ふむふむ、いろいろ発見はあるが、あまりすすまないなあ。

 お花を眺めて……。

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保育士の配置基準見直し求め 園児の保護者らが新たな団体設立(NHK)
 政府による少子化対策の議論が進むなか、園児の保護者らが、新たな団体を設立し、国に対して、「現場には明らかに保育士が足りない」として、保育士の配置基準の見直しを求めました。

 新たに設立されたのは、愛知県の園児の保護者らが中心となった「全国保護者実行委員会」です。
 実行委員会は、厚生労働省で17日会見を開き、政府がことし3月に公表した保育士の配置基準の改善案について、見直しを求めました。
 政府がたたき台として示した案では、1歳児と4歳児・5歳児について保育士の配置を手厚くした場合には、運営費を加算するとしています。
 しかし、実行委員会ではこれではすべての保育施設が加算の対象とならないため、不十分だと指摘しました。
 そのうえで、「現場には明らかに保育士が足りない」として、国に対して配置基準そのものを見直す必要性を改めて求めました。……

 保育はがんばるなあ。配置基準の見直しをぶちあげながら、実際には、加配ということに最初から(だね)すり替える。これでもすべての保育施設が対象になるわけではないし、へたをすると、非正規が増え、矛盾が拡大しないのか? そもそも、保育をよくするには、何が必要か、質的な改善をはかるうえでも逆行する。がんばれ、保育! がんばれ愛知! だな。

2023/05/16

血液中のPFAS濃度が全国平均の3.4倍 東京・多摩7市の住民、水道水から摂取か

 昨日から今日にかけては、あと1カ月強にせまった会期末にむけた日程や、国会解散をめぐる動きについての情報交換や、その流れの読み方の交流であった、自民党の特命委員会の提言をどう読むかの意見交換を、ネットでいろいろ。後者についてのボクの意見は、自民党保守派と文科省のあいだに矛盾がおこっていないときは、どうしても相手のペースですすんでしまいます。要求はかかげても、彼らの動きとは少し距離感をもって、冷静に対応した方がいいということ。政府でなく(官邸でなく)、自民党というところが何ともいえないところ。ある意味で言いたい放題。しかも、どうも、相手がコントロールしているもとでの話。それをどう考えるのか。とにかく、こちらの要求をシャープに! しかも、ポイントとなるところがどこなのか、問題を限るとすれば、教員を増やすのに必要なことは何なのかということをきちんと打ち出すというところかなあ。

 少子化では、保育の配置基準の見直しは、昨日の国会答弁では、見直しをするのではなく、加配で対応するということに変わってしまっている。うーん。最後はどうなるのかはわからないが、ほんとに、冷静に見て対応しないとなあ。

 

 今日は、提稿作業が4本。写真掲載のお願いの電話かけ。会議。先の企画の資料集めなどなど。一日中バタバタしているけれども、原稿をつくっているときのような苦しみと同時に、おもしろさには欠けるような感じの仕事。それでも、粘らないとなあ。

血液中のPFAS濃度が全国平均の3.4倍 東京・多摩7市の住民、水道水から摂取か(東京新聞)
 東京・多摩地域で水道水源の井戸水が発がん性の疑われる有機フッ素化合物(PFAS)で汚染されている問題で、住民の血液検査を実施している市民団体が15日、28市町村に住む551人分の結果を公表した。井戸の取水を停止した浄水施設がある国分寺や立川など7市の住民で血中のPFAS濃度が高い傾向にあり、専門家は「飲み水に使ってきた水道水が主な原因」とみている。
 7市の住民(303人)の結果によると、PFASの代表的物質であるPFOSとPFOAなど血中の4種の合計値の平均で、最も高かったのは国分寺市の住民で血液1ミリリットル当たり44.9ナノグラムだった。7市の住民の平均は29.3ナノグラムで、全国平均8.7ナノグラム(環境省の2021年度調査)と比べると約3.4倍高かった。
 7市と同じく検査の参加者が10人を超えた9市町(222人)の住民の平均は血液1ミリリットル当たり17.7ナノグラム(全国平均の約2倍)と、明確な差が出た。……

 すごい数字が出たものだ。ほんとうに深刻。人の命と健康にかかわる重大な問題だという認識がひろがればいいのだけど。これが政治的な問題として浮上していくだろうか。この間、何度も取り組んできたので、少しは貢献できているかなあ。

 

 維新の梅村議員の発言は、ほんとうにひどい。大阪維新の中心的な議員だけに、これがどう影響するのか、しないのか? 維新の力がわかるような気もする。どうなるだろうか。

 あまりにも、理解できない、ことがらや発言が続く国会。理解できないから、よけいにしんどいのだけれども。

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2023/05/14

【教員不足をなくそう】自民党特命委員会提言のポイントは

 たっぷり眠りたいというか、寝倒したいなあという希望があっても、いつもの時間に起きてしまう悲しみ。日曜日の朝寝というのは、いつごろまでのことだろう。もっとも、若いころは土曜日は、朝まで飲んでいることも少なくなかったのだけれど(苦笑)。

 なわけで、朝、起きて、いつものように掃除の日。天気がそんなによくないので、洗濯は最小限にして、掃除はボチボチ。家はもう、ほんとうに汚く、ボロボロだし、かといって、リフォームするお金があるわけでもなく、できることを少しずつ、対応していくしかないなあ。

 朝、サンデーモーニングもあまり面白くなくなったし、最近は9時からは日曜討論を見る。今日はG7を前に、核廃絶の問題。佐々木さんはじめ政府サイドの学者に対し、川崎さん、木戸さん、中村さん。政府サイドの議論は、やはり、こう語るのかって感じ。結局、核の必要性、つまり抑止力ついてはどこまでも、矛盾したことしか言えない。それに、川崎さんはシャープに切り返すし、木戸さんは切々と被爆者の思いを語る。なるほどと、同時に、では自分たちの役割は、ということも当然考えなければと思う。

 午前中は団地の仕事も。月末の総会に向け、いろいろ準備。この団地の人は頭がいい人が多いからなかなかたいへん。それはわかっていたことではあるのだけれども。それから、自分の団地の書類の整理をして、いろいろ。それから枯れ草ばかりになっていたベランダのプランターを整理して、種をまいたり、花を植えたり。華やかになりますように。

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 いろいろ家の用事をやっていて、今日は基本仕事はしないことにする。やっぱり、そういう生活にしていかないと。昨日、SNSで「たぶん、不屈性とか、献身性を求めるべきではないなあ。やる人は黙って静かにやればいい。」と書き込んだら、少ないけれども、反応はあった。これはボクのいまの決意でもある。

 自民党の教員働き方「改善」提言が話題である。

【教員不足をなくそう】自民党特命委員会提言のポイントは、学校に人を増やす、働き方改革も、だった(Yahooニュース)

 末冨芳日本大学教授・こども家庭庁こども家庭審議会部会委員
1.子どもたちのために教員不足をなくそう
教育政策の研究者として、いまもっとも深刻な課題ととらえているのは、子どもたちを教える教員がいない、教員不足の問題です。

憲法・教育基本法、そしてこども基本法にも定める、子どもたちの学ぶ権利や、教育の機会均等を揺るがす深刻な課題でもあります。

誰よりも子どもたちに大きなダメージがおよぶこの問題を改善するために、#教員不足をなくそう緊急アクション、を2022年4月に立ち上げ、問題の改善のために動いてきました。

5月10日、私たちが文部科学省で、依然として深刻な教員不足とその改善策について記者会見をした同じ日、非常に重要な提言が、自由民主党から発表されました。

自由民主党「令和の教育人材確保に関する実現プラン(提言)」です。……

 自民党は中学の35人学級とか、いろいろなことを言っている。これをどう見るのか。使えるところは積極的に使えばいいという意見はまちがいではない。だけど、この間の仕掛けは共通している感じがする。こども家庭庁の発足にしても、少子化対策にしてもだ。同じ、感じがする。本流の経産や官邸の思惑と、少し外した言い方をあえて出してくる。つまり、大きな政策的な行き詰まりが彼らにあって、打ち出さざるをえないということがある。だから使えるものはでてくる。それそのものは大事なことと、運動を励ませばいい。だけど、対抗する政策的な議論も、運動も弱気から、結局、その後の進行はあくまでも政府ベース。それはこの間の政策的な具体化の先送りもそうだし、実際に、すすめられていることをみてもそれはいえる。単純に「ポイントはつまり、学校に人を増やす」というのもどうか? どう運動を励ましつつ、ポイントをついたものの言い方をするかは知恵のだしどころ、そこからどう運動をつくっていくのかも。しっかり、冷静に、同時に、自分たちの議論をしっかりつくらなきゃって思う。

 みんなが、自分も含め、だれもが幸せを感じれるようになればいいのに。だけど、それがあまりにも遠いというのが実感。自民の力のなさ、能力のなさ、さらには衰えも感じる。がんばれない自分がもどかしくもある。

2023/05/13

「『不登校』から生きづらい社会を問い直す」

 今日は、早朝仕事。この歳になると早朝仕事から、普通の仕事への突入は、やっぱりしんどい。歳だなあ。でもまあ、ボクよりはるかに高齢の人ががんばっているのだからなあと、つくずく思うところ。でも、しんどい。

 そういうしんどい体をひきづって、今日は、編集実務。まず1本目の原稿作業。なかなか時間がかかる。読みやすくするにはどうしたらいいか、いろいろ、働かない頭をひねりながら。なんだかんだ、やっと半分まで。ふー。

 夕方、教科研・青年期部会。ちょっと久しぶりの参加だな。どうしてだろうか? 内容は『高校生活指導』215号所収の南出論文,春日井論文の検討。この号では、特集として「『不登校』から生きづらい社会を問い直す」が掲載されている。
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 ほぼほぼ見知った顔が18人。つまりまあ、高齢化しているのだけど。自己紹介と感想で半部以上の時間がかかったけど、いろいろな話が出されておもしろい。雑誌を読んで、高校生の変化から、いまの生きづらさという問題とともに、学校や政策がいまやろうとしていることの問題ということがありそうなという予感。なかなか難しい高校の問題の接近の一つの道筋だなあとも感じる。その高校生の変化、なかなか安心して自分の思いを聞いてもらえるような環境になく、他者のからの厳しい視線を気にしているすがたというもの感じる。いろいろ考えることが多い。しかも、不登校は少数とまでいえなくとも多数ではないが、多くの若者と地続きの問題であるのであれば、いまの若者から、どんな世界が見ているのかはよく考えないといけない。そこから、すべてをはじめる必要があると言うこと。そこにいろいろ試行錯誤しないといけない感じがした。
 政策のほうは揺れながら、矛盾に直面しながら、それでも、主流は、とんでもない方向にすすんでいく。経産省というプレイヤーと、保守派というプレイヤーが幅をきかせながら……。教育に携わる人は、それでも若者に接近しようともがく。学ぶことも多い。

2023/05/12

なとく 寄宿舎の記

 今日は、インタビュー①の仕上げにかかり、一気に送信。やっぱり一安心。明日からは、たまった原稿の処理と、それから、先のいろいろことを考えよう。いよいよ解散・総選挙がわさわさしている。想定よりも早くなるのかなあ。困ったなあ。

 今日の朝日の栃木面に、次の記事。

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 いまだ、県は具体的にどうするかは語らない。検討する場がもたれるわけもない。そういうなかで、朝日のこの記事は、寄宿舎がいまはたしている役割をしっかりと伝えようとする。

 もう一度、子どもにとって、その発達と最善の利益について、しっかりと考えるべきなのではないのか。それはせまいものでは決してない、もっと豊かで、全面的なものであるはずだ。権利条約の読み方もそういうものでありたいと思う。

2023/05/11

教員残業代「4%→10%」自民党の改善案に批判殺到「現場を知らなさすぎ」「過重労働を正当化される」

 今朝になって、やっとGWの断捨離作業でつみあがったゴミを処理。少しだけ、すっきりしました。

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 今日も、インタビュー①原稿づくり。この段階でも、構成を大幅に変更しながらの試行錯誤。明日に仕上げにもっていきたいところだけで、大丈夫かなあ。がんばれ!

 突然の雨、雷など、どうも天気が安定しないところ。土曜日も雨かなあ。

 

教員残業代「4%→10%」自民党の改善案に批判殺到「現場を知らなさすぎ」「過重労働を正当化される」(FLASH)
 5月10日、教員の人材確保に向けて、処遇改善策を議論する自民党の特命委員会(委員長・萩生田光一政調会長)は、公立学校の教員の給与に、残業代の代わりに上乗せする「教職調整額」を、現行の給与月額の4%から10%以上に増額することを柱とした提言をまとめた。6月に政府がとりまとめる経済財政運営の指針「骨太の方針」へ反映させ、2024年度中の法改正を目指す。……

 教員の残業時間を、上限の半分以下となる月20時間程度にだとか、学級担任手当の創設、教務主任や学年主任の手当の倍増などを掲げる。2026年度から、中学校で35人学級を段階的に導入することなどを提示。処遇を改善し、教員志望者を増やすことに必死である。そのためには毎年5000億円規模の予算増も必要だとされる。そのぐらい、矛盾は激しいが、実際にどうなるのかは未知数。

 だけど、そもそも、給特法は残業を禁止している。例外として4項目をあげている。問題は、その4項目以外は、教員の自発的行為とされ、労働時間とみなされないこと。つまり、教員の仕事をきちんと正面から評価していないということでもある。そういう教員の仕事についてのしっかりした評価や、そのあり方を根本的に見直し、ふさわしい位置づけをするためにも、教員増や教員の権限の増大をはかる以外にはないはずなのに。あまりにも矮小化がすぎる議論でもあるのだよなあ。

 日々、おこることに、やはり無力感を感じながら、それでもできることをさがそうともがく。こんな記事もある。「有事に輸入が止まるなど国内で食料が不足する事態に備え、農林水産省が農産物の増産を農家や民間事業者に命令できる制度をつくる方向で検討を始めた。来年の改正をめざす「食料・農業・農村基本法」に盛り込んだうえで、強制力を伴う新法を整備する方針だ」。何なんだろう。有事をあおり、つくりだし、そして国会が介入する。いよいよ、軍事国家の道をすすむのか? ほんとうにそんなことをやるつもりなのか?

2023/05/10

「“インクルーシブ教育”を考える(1)障害のある子どもと共に」

 今日も朝から、インタビュー①原稿づくり。何となく形にはなりそうな感じだけど、まだ2山ほどの作業が必要か。あと、2日、とにかくがんばる。

 世の中は、きな臭い匂いであふれている。昨日には防衛産業強化法案、入管法改悪が衆院を通過 、参院にうつって、審議がはじまっている。それぞれが、この国の形を大きくかえてしまうようなほど重大なものであるにもかかわらず、ニュースでほとんどとりあげられないことも、呆然としてしまう。正直、無力感も感じてしまう。

 選挙後のさまざまな動き、いろいろな意見も出されている。そんなものも聞きながらいろいろ考える。これからどんな議論がなされるのだろうか。少なくとも、若い人たちの見えている政治というものと、ボクらのそれとは、乖離があることは自覚しなければいけないと思う。とくに、人権にかかわる政治はそうだ。もちろん、ボクら見えていることが大事なこともある。それを伝えるということは必要だ。ただ、そうだとしても、大事なことは若い人が、力の発揮してがんばれるような状況をつくること。そのためには、ボクらの世代は、ある意味で、自分を捨て石のようにして立ち回らなければならなこともあるのかもしれないと思ったりする。ある人と、話していて、いろいろ反省をさせられたり、考えさせられたりする。深呼吸しながら、歩こう。

 職場の近くも、すっかり緑が深くなっている。

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 昨日のハートネットTVは、「“インクルーシブ教育”を考える(1)障害のある子どもと共に」だった。

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すべての子どもたちが共に学ぶ「インクルーシブ教育」について2回シリーズでお送りする。第1回は「障害のある子どもと共に」。現状は、地域の小学校に通いたくても通えない医療的ケア児がいる一方で、通常学級に通っても合理的配慮が得られず苦しむ当事者も少なくない。50年程前からインクルーシブ教育に取り組んできた地域の小学校の実践も紹介しながら、インクルーシブ教育実現のために必要なサポートを考える。

 通常学級に通いたくてかよえない事例や、逆に、合理的配慮がなされずに孤立し、特別支援学級を選んだ事例などがまず紹介され、単純ではない状況は提示される。そして、めざすべきモデルとして紹介されるのは、豊中の事例。たしかに、二重学籍などうなずけるような面もある。条件整備の点でも、おそらくさまざまな工夫がされているであろうことも想像される。だけど、そこからの突っ込みはあまりない感じ。どうしても、原学級主義と発達保障論の対立という図式で描かれてしまう。子どもの発達のというものを軸においたときに、その制度的な保障や、必要な合理的配慮を問いかける視点はどうなのだろうか? そこでいま何が不足しているのかの問いかけはどうなのか。さらに言えば、通常学級の現状、その排除性についての考察は、あまりにも少ないし、インクルーシブ教育をめぐっておこっている文部省通知の問題も、ここが舞台であるにもかかわらず、ふれられないのはどうしてなのだろうか? いろいろ問いかけなければならない問題は、山積みな感じがした。難しいなあ。

 

 勉強は山積みだけど、生活をしていて、生活もちゃんとすべきことができていないよと、そういう事実がくり返し突きつけられているようで落ち込む。これだけ、仕事と生活で、追い立てられてがんばっているのになあとも思いたいが、できていないことの圧倒的な多さに自分がなさけなくなることも事実。これも苦しいなあ

 

 緑の広がりが早く、お花が今は少ないので、ちょっと、買い物途中の風景を拝借。

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2023/05/09

「なぜ担任いないんですか」 足りない小学校教諭、1人で70人授業

 今日はすっかり晴れて、爽やかな日。みどりが深い。

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 インタビュー①の原稿づくり。うむ。いろいろ考えたり、調べたりしながら、やっている。結構、時間がかかる。朝、ちょっと、大きな肉体労働が、1時間弱あったので、眠いなあ。とにかく、原稿づくりは、悶々としながら、ウロウロしながら、じっくり試行錯誤の繰り返し。あと、数日。

 

「なぜ担任いないんですか」 足りない小学校教諭、1人で70人授業(朝日新聞)
 教員が産育休、病休などで学校を離れても、その穴を埋める代役の教員が確保できない――。各地の公立学校で「教員不足」が問題になっている。担任が不在で自習にせざるを得ない事態も起きており、子どもの学習への影響を心配する声が出ている。

 4月の始業式。首都圏のある公立小学校では、低学年の1学級の正式な担任の名前を発表できなかった。病気で休む教員らの代役が見つからなかったためだ。

 この学級の授業を担ったのは、専科の教員や、通常は授業をもたない教頭。やむをえず自習にする時間もあった。

 隣の学級で担任を務める教員は、授業をしながら、担任不在で自習となっている隣の教室の様子に耳を澄ました。

 「とにかく1時間、問題を起こさずにいて、とハラハラしていた」と言う。

 教員の一人は、自身の学級と担任不在の学級の計約70人の児童を相手に、まとめて体育の授業をした日もあった。

 「人数が多くて指示が全ての子どもに届かず、校庭の鉄棒で遊ぶ子がいても、そのままにするしかなかった」

 2週間ほどで代わりの講師が配置され、当面の欠員は解消したが、ある教員は「年度途中で欠員が生じる可能性もある。子どもへの影響が心配だ」と話す。……

 

 ボクの敬愛する元教員も、73歳でふたたび担任をしている。そういうことがかなりの規模で広がっている。教員不足がなぜおこるのか。教員の配置をギリギリまで絞り込んで、なんとか埋めるために非正規に依存してきた構造的な問題が、仕事量の増大などの労働の過酷さのもとの病休や退職の激増で、一気に表面化する。そう簡単には解決しない問題が山積みでもある。ほんとうに本格的にとりくまないといけない。

 

 

 

2023/05/08

「いま話し合おう 子ども・若者とお金」「ベイビー・ブローカー」

 昨日、今日で何とかインタビュー①おこしを完了。原稿づくりに挑みます。今日は、ゴミ出しスタートですが、あいにくの雨だったこともあり、あまり、思い通りにいきません。それは、仕事も同じで……。明日もゴミ出しスタートです。

 さて、連休明けの国会は、どんな雰囲気なのか?

 

 昨日の日曜日は、日曜討論を見た。テーマは「いま話し合おう 子ども・若者とお金」。

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 基本的に、子ども若者政策のお話し。若い人の団体の人が三人。若い人の話から、その実態と政策との大きな矛盾というのは感じるわけだけど、なかなか議論がすっきりしない。なぜかと考えると、いまの政治や社会の現実を前提としているから、議論がとても狭い感じがする。議論をうける大人の側の研究者大臣も、経験に裏打ちされた視野の広さがほとんどなくて、ずっとその狭い話が続いていく。唯一、posseの女性がそれをひっくり返そうとするのだけど。こういう、見方、感じ方が、大勢になっているのかなあ、なかなか大変だなあと思いつつ、ボクらの議論は、これまでの遺産を食いつぶしてきて、そろそろその遺産がつきてきたということなのかもしれない。そうであるならば、新しい社会認識を広げるような議論と学習をもっともっと強めないと。だけど、矛盾の深さは大きいわけで、そこから、社会認識をどう広げていくのかは相当よく考えなければいけないし、そこがものすごく大切なのかもしれないと考えたり。

 昨日の夜は、「ベイビー・ブローカー」。ほんと、是枝さんらしい映画。しっとり、じっくり、家族でない家族というか、傷ついた人のつながりに寄り添う。「生まれてきてくれてありがとう」のシーンが、もうたまらない。

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 今日は、電車のなかで本を読んでいて、乗り越しそうになった。そのぐらい面白い本。その紹介は後日ね。

 

2023/05/06

幼稚と暴力がガラパゴス化したジャパン 「日本の今」を記録したドイツ人女性ジャーナリストが混乱した

 今日も、朝からインタビュー①起こしの作業を少しすすめ、夕方以降もすすめ、一方で、家の断捨離(?)。まあ、出た、ごみの量も半端ではありません。家の家事というものは、こまごまといろいろやらないといけないことがある。ただでさえ、仕事は半端なく忙しく、2倍も3倍も働く、そういうなかで、つもりにつもった、家のいろいろなこと。かなり、がんばったけど、なかなかきれいになるわけではない。もっともっと、ものをとにかく処分しなくてはいけないのだろうけど……。

 悲惨なぐらいボロボロになっている、網戸のつけかえを業者さんに頼んだ。何とか連休中にできた。お金は結構、かかった。いろいろ、ほんとに物入りで、悲しい。ゆっくり温泉にでも行きたいけど、そういう身分じゃないなあ。

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 いまの網戸は、黒くって、ぱっと見には見えない。きれいになったとってもうれしい。ずっと、ボロボロの網戸で、外からはどのような家に見えただろうか?年末の障子に続いて、懸案の問題を解決。

 

幼稚と暴力がガラパゴス化したジャパン 「日本の今」を記録したドイツ人女性ジャーナリストが混乱した(AERA)北原みのり
 また、ホストクラブで借金を背負わされ性産業に入る女性が増えている現実がある一方で、ホストクラブが「男性の夢」として紹介されていた。人気のホストは月4000万円から6000万円を売り上げるという。ナンバー1を競う男たちが、「貧しい家庭で育ち、学歴もなく、社会的な信頼もないオレ」が、一気に「勝ち組」になれるシステムが「ホストクラブ」と堂々と語る。そしてそれは唯一無二、日本にしかないビジネスであることを誇らしげに紹介するのだった。ホストクラブで搾取され、性産業に入るしかない女性の姿は全く見えない。

「外国人」が描く日本社会を見ていると、既にこの社会は性産業なくしては、経済も、「男の夢」も成り立たなくなっているのだと気が付かされる。それはつまり、女を搾取することと日本の経済成長と、男の夢は表裏一体ということだ。番組ではホストとして一世を風靡した男性が、「(成り上がりたいなら)日本語を習って、日本に来てホストになったらいい」とカメラの前で話していたが、これほど怖く幼稚なことがサラリと言える空気そのものが、既にもう、この社会が違う次元に行ってしまっている証拠だろう。幼稚と暴力がビジネスになる国、ジャパン。日本のガラパゴス化はとどまることなく、私たちの社会を侵食している。……

 幼稚と暴力か……。子どもにはとても失礼なようにも思えるが、しかし、いまの日本の男性には知性がないということなのだろうなあ。そうしてガラパゴス化しているのか。なぜ、この国のこの社会は、性産業に対して、ここまで、寛容というか、それそのものをある意味で、重要視するのか。なぜ、そうしたことを、克服する契機をつくれなかったのだろうか? 世界でもいろいろなことがあったにしても、その次の歩みや葛藤というものがあり、その違いは、あまりにも、明確すぎるのだから。

2023/05/05

ひきこもり、就労支援の前に必要なこと 生きてもいいと思えない人へ

 朝から、ばばっと、少しだけテープ起こしをすすめる。だけど、朝から、断捨離大掃除にうつる。相当の、作業をやったつもりだけど、全然、減らないなあ、ものが。うーん、道は長い。

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 いろいろ、掃除をしていて、領収書や請求書が出てきて、この歳になって、かかるお金の量の多さに愕然とする。年金だけになったらやっていけるのか? いつか一人になれば、ほんとうにやっていけなくなる。うわー。生きていくのはたいへんだあ。

 

ひきこもり、就労支援の前に必要なこと 生きてもいいと思えない人へ(朝日新聞)
 大人のひきこもり当事者のサポートに向け、多くの団体や自治体は就労支援を掲げています。一方、NPO法人「ウィークタイ」(大阪府吹田 「実家で寝るよりもぐっすり眠れました」。4月中旬の朝、大阪府豊中市の民家に泊まった男性(48)は、同NPO代表理事の泉翔さん(36)にそう話した。

 この民家は同NPOが当事者用のシェルターとして運営している。3部屋に計5人が寝泊まりできる。現在は試験段階で、今夏から本格的に運用を始めるという。

 同NPOが開く当事者の集まりに来る人は、たいてい同居家族がいる。しかし、家族との関係が悪い人も少なくない。コロナ禍で家族の外出も控えられた。「せっかくNPOや行政の支援を受けて少し元気になっても、家に帰ると再び精神状態が悪化したケースがありました」と泉さん。……

 いっしょに住むことの難しさ、家族の難しさ。うーん。実感するなあ。居場所とともに、住む場所か……。いろいろ考えないとなあ。

2023/05/04

政治に任せれば日本良くなると…若者ごめんよ 小泉今日子さんは誓う

 今日は、相方はお出かけ(竹内さんの偲ぶ会)で、ボクは、自宅で、一日中、インタビュー①のテープ起こし。かなり長時間のインタビューだったから、まだ4分の1ぐらいしかできていない。ほんとうは、今日、かなりの部分をやりおえて、明日からGW中は、家の断捨離の敢行と思っていたけど、GW中に起こしを終えようと思えば、ずっと、起こし作業をし続けなければいけない。どうしようか? 困ったなあ。

 GW中、今回は、どこにもお出かけする予定なく、断捨離のつもりだけど、それでも、お金は出ていくなあ。断捨離のついでにちょっとした修繕などをやれば、それで、3万円とか。孫①②のお相手で、それはそれで……。年金生活者だよ。しかし、しゃあないなあ。

 どこにも行かず、家で過ごすのも悪くはないのだけどね。

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 今日は、この記事が話題に。

政治に任せれば日本良くなると…若者ごめんよ 小泉今日子さんは誓う(朝日新聞)
 〈3年前の5月。政府の判断で検察幹部の定年延長を可能にする法案に、SNSで批判が広がった。「#検察庁法改正案に抗議します」。数日間で数百万件とも言われた賛同の投稿の中には、芸能人のものもあった。俳優の小泉今日子さん(57)もその一人だ〉

 あのころってコロナ禍で私の会社もお休みにして、ずっと家にいたんですね。コロナのこともまだ情報が混乱していたし、SNSを見ると、みんな仕事ができなくなっていることにすごい不安や不満を抱えていて、今にも爆発しそう、っていうふうに見えてたんですよ。

 そんな時に、何だか勝手に事が進んでいることがあるってことに、よりみんなが不安になっているって見えて、これはちょっと小さな風穴を開けた方がいいのではないかなと思って。それで自分も、意見を言ってみようかなと思ったんです。……

 小泉さん(キョンキョン)が直面したこと、そして、生きづらさもそうだけど、若者に対しての申し訳なさが考えさせられる。ボクだって、ほんとうに申し訳ないという気持ちはとっても大きい。先日、SEALDsのその後の記事があった。ほんとうに、しんどさと生きづらさを抱えながら生きている。ボクも、こんなはずじゃなかったのにと思ったりもするが、それでも、声を上げ続けている人がいる。憲法に依拠してたたかい続けている人がいる。だから、あきらめてはいけないと、つくづく思う。いろいろ、がんばんなきゃ。残り少ない時間だから、自分なりの役に立ち方を考えながらね。

2023/05/03

「変える方がよい」37% 9条、13年以降2番目の高さ 朝日新聞社世論調査

 出張の2日間。取材(インタビュー①)はとてもおもしろかった。ここのところ、出張先のビジネスホテルは大浴場のあるところを探している。今日も🎵 この歳になると、いろいろいたいところが多く、体を伸ばして、癒しタイム。今回は、少し、ゆったりめの時間設定だったので、少し、うろうろ。

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 今日は憲法記念日。とてもいろいろなことを考えざるを得ない。

「変える方がよい」37% 9条、13年以降2番目の高さ 朝日新聞社世論調査(朝日新聞)
 3日の憲法記念日を前に、朝日新聞社は憲法を中心に全国世論調査(郵送)を実施した。憲法9条を「変えるほうがよい」が37%(昨年調査33%)となり、2013年に郵送調査を始めて以降、同年に次ぐ2番目の高さとなった。「変えないほうがよい」は55%(同59%)だった。

 憲法9条については、条文を示した上で、賛否を聞いている。17年から調査対象である有権者が20歳以上から18歳以上に変わったため単純な比較はできないが、「変えるほうがよい」の最多は第2次安倍晋三政権誕生後の13年3月の39%だった。14年からは4年連続で3割を切り、16年には27%と最少となった。18年からは30%前後で推移している。……

 この世論調査をどう見るか。今日は、ほかの新聞やメディアでもいろいろなとりあげられたかをしていたけど、この世論を変化ととらえるのか? それとも、枠内ととらえるのか。根強い世論のなかでも、一定の変化があると言えばいいのか? ただ、ていねいに見ていくこと、顕著な、不信や不安ということにかみ合った議論をすべきことはそうだとは思うが、メディアの報じ方の責任ということもよく考えるべきなのだとは思う。連休しっかり、検討してみましょうね。

 朝日は、蟻川さんのインタビューと、樋口さんのインタビューをのっけていた。ある意味、立憲主義的保守憲法学なんだと。抑制的で、憲法ののあるべき、もといた地点に戻ろうとする議論という印象。ただ、憲法は「死んでいない」というのは、その通りだとは思う。これは阪田さんの議論への批判を意識して、朝日が意図的に聞いているんだろうなあ。蟻川さんについてはいろいろ議論があるけど、自由についての言及は、とても蟻川さんの議論なのだと思った次第。

ボク的には、憲法をもっと積極的、革新的に押し出したいところ。

 明日は、インタビュー①の起こし作業をはじめないと!

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