いのちのとりで裁判の成果と課題を議論する院内集会 と『社会サービスの経済学』
明日から工場籠城。12月以外にこんなに早くなるのはたいへん。諸経費高騰のおり、少しでも、経費を安くするための方法ということだけど、きついなあ。とにかく、ゲラを動かす作業や、ゲラ読み。あとは、この時期の実務も。慌ただしい。
外はツツジが真っ盛りで、きれい。
午後からは、いのちのとりで裁判の成果と課題を議論する院内集会を、ツイキャスで聴く。行きたかったけど、それは無理というもの。大阪高裁判決がひどかったから、基調報告を含め、怒りに満ちている。あらためてこの間の勝訴判決のなかで発展や、確認されたことと。切り下げ=自民党公約実現さきにありで、架空の厚労大臣の専門性みたいなわくぐみまでつくりだす、大阪高裁判決の異様さを確認。理はこちらにあるということは確信になる。酷い判決に共通するのは論理のなさ、そこにある裁判所の闇、司法の闇というものをやっぱり考えてしまうのだけれども。そういう構造もよく考えないと。『経済』の後藤さんのやつだな。
さて、二宮さんの『社会サービスの経済学』を読む。
これまでボクも深く考えてこなかった、サービス労働というものを理論的に突き詰める。エッセンシャルワークというものの社会的評価を変えることが目的だといいつつ、ケア労働をはじめ、そうした労働の位置づけ、理解の仕方そのものを変えることをとおして、社会のありよう、その構造そのものを問い直している感じ。とうぜん、今後の社会のありかたそのものも問うことになる。もちろん二宮さんがずっと言ってきたことの延長線上にあるのだけど、かなり挑戦的なものでもあると思う。こうしたことを、さらっと、書いてしまうところが二宮さんなんだろうけど。
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