「出生率押し上げより男女平等を」 国連人口基金が提言
今日も、来月インタビュー①の準備のための資料読み。政府サイドの文章の変遷を少しおったり、その分野で実際にはどんなことがおこなわれていたのかを調べてみたり。ぜんぜん、隣接しているとはいえ、やったことのないテーマだけに、いろいろ勉強しないと追い付かない。その勉強には、相当の時間がかかる。インタビューをするのも結構、いろいろ準備でたいへんなんですよ。原稿化もたいへんだけど、事前の大事なんです。
しかし、今日は、朝から暑い日だった。ところが電車が遅れてイライラ。
「出生率押し上げより男女平等を」 国連人口基金が提言(日経新聞)
国連人口基金(UNFPA)は19日、2023年の世界人口白書を公表した。人口が減少に転じる国もあるなか、出生率を政策で操作しようとする国が増えており、女性に悪影響が及ぶと懸念を示した。出生率にこだわらず、男女平等で社会や経済の発展を目指すべきだと提言した。
UNFPAは妊産婦の健康や家族計画の普及に取り組む国連機関で、毎年白書を公表する。世界人口が22年11月15日に80億人に達したことを踏まえ...
二日ほど前のニュースだけど、注目されるもの。白書そのものは英文だから、英語がきちんとできれば、読んでみたいなあ。報道で想像するしかないけれども、いまの日本の少子化対策なんて、そもそも、人権が基本におかれているわけではないし……。経済的な発想にまずは左右される。そうではなく、まずは人権、とりわけ男女平等を大事にするべきだと。女性の権利が脅かされている社会で、安心して、子どもを産むことはありえないわけで。そんな当たり前のことと、逆行した事態がおこっていることを教えてくれているのは、重要なこと。発表にあたってのコメントで、UNFPAは「問うべきは、望む数の子どもを希望する間隔で産むことができるという基本的人権を、すべての人が行使できているかどうかです。そして、その答えは間違いなく「いいえ」です。最新のデータによると、44%の女性たちが身体に関する自己決定権を行使することができず、避妊や保健サービス、性行為とそのパートナーに関する選択ができません。……」といっている。大事なことだと思う。
なかなか、いろいろな意味で厳しい状況は続く。花に癒される。
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