国際法の視点から植民地支配責任を考える――「徴用工」問題に私たちはどう向き合うのか
日曜日。掃除日らしく、一定の掃除。明日からの取材の準備もある。とにかく資料読みからはじめる。工場籠城あけだから、結構、疲れて眠い。もう一つ、効率があがらないという感じ。
午後、ダーバン+20:反レイシズムはあたりまえキャンペーン 「徴用工問題」を考える連続講演会 第2回 国際法の視点から植民地支配責任を考える――「徴用工」問題に私たちはどう向き合うのかを聞く。徴用工をめぐる、日韓政府の合意もある。日本は、韓国にたいし、一貫して国際法違反と言ってきた。その問題について、阿部浩己さんが、国際法の立場から解説する。つまり、保守的な、古典的な解釈だ。現在の国際的な動向は、それを乗り越える。第三世界の国際法解釈は、脱植民地化に向かうと。とても、勉強になった! そう、政府の立場だと、本質的なこの問題の解決はありえない。
夕方になると、いろいろ仕事でやるべきことを思いつき、焦る。とっても焦る。こまったものだ。
昨日の夜は、「沖縄の夜を生きて〜基地の街と女性たち〜」を見る。
米軍統治下の沖縄で基地の周辺に生まれた歓楽街。戦災や土地収用によって困窮した多くの女性たちが、生きる糧を求めてバーやナイトクラブに集まった。その多くは離島や奄美の出身。社会の冷たい視線に耐えながら、米兵相手に稼いだ金で親兄弟の生活を支えていた。米兵との子どもを抱えて基地街で働いた女性も少なくない。奄美大島出身の1人の女性の歩みを軸に、沖縄の夜を生き抜いた人々の知られざる人生を当事者の証言で描く。
こんな番組をみたら、あたまの中がぐちゃぐちゃになる。基地の、戦争のすぐそばで生きてきた女性たち。沖縄戦、そして、離島(奄美も)差別、それでも、そのなかでも、彼女たちは、生きていたということ。しっかり取材しているなあ。当事者であるその人たちの証言が、赤裸々で、いろいろな意味ですさまじい。苦労もさらりと語るところもまたすごいのだ。取材者が女性だから、そうなのだろうな。とても、よかった。
今日はフェンスの2回目。いっそう、あたまのなかがぐちゃぐちゃになる。
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