「そらいろ男爵」『学校では教えてくれない生活保護』
今日は一日、実務デー。ためてしまうから、一日ががり。お金の計算など結構、神経を使うこと使うこと。つかれたけど、この実務は、事後処理的なものなので、なかなか先に向かえない……。
仕事上では、心配事が増えた日。ああ。
ウクライナへのロシアの侵略から1年。新聞ではいろいろな特集企画が組まれている。あらためて、戦争とはどういうことか、戦争にどう向き合うことが大事なのかを考えさせられる。どこかで、「そらいろ男爵」が取り上げられていたけど、孫たちがもっていったこの絵本読まれているかなと、ちょっと考えたり。
考え方が、違う人と、長めの電話での議論。そとからは、どのように感じられているのか。政治主張はどのように見られているのか。いろいろ、考えさせられる時間でもある。うむ。
雨宮処凛さんの『学校では教えてくれない生活保護』を読む。
雨宮さんはするどい人だなあと思っていたけど、なかなか、仕事をする機会がなかったけど、ここのところ結構、いろいろとお世話になっている。この本は、生きていくための最後のとりで、とされる「生活保護」が、十分に機能せず、命を落とす事例もあとを絶えないことから、話ははじまる。その実態に息をのむし、胸がしめつけられる。そして、あらため本書は、生活保護とは、本来どういうものなのかと原則的な視点から、現状をリアルに分析しつつ、どのように活用すればいいのか、そのノウハウを伝えてくれる。使いやすい「生活保護」制度へと改善がすすむ韓国の例、そして柔軟な運用がなされているドイツの例、日本のなかでも、対象から除外されている外国人の実態、さらにこの三〇年、貧困問題と向き合ってきた現場から報告など、たくさんの関係者のインタビューから構成されていて、とてもわかりやすい内容となっています。中高生向けにつくられたものですが、大人でも十分に読み応えのあるものとなっています。ぜひおすすめです。
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