国会での本格論戦がはじまった――自民党支配の強さと弱さ
籠城終了。みなさんのご協力で、ボクの仕事は全体としては順調で、感謝感謝! でも自分のミスが続いた。大きなミスもあった。注意不足というか、よく考えていないこと、神経を集中させていないことの反映。年齢のせいにしてはいけないが。でもなあ、年齢もあるなあ。かなり落ち込む日。まあ、何とかフォローできたので、気分を換えなくては。とにかく、余裕のない日々は変わらない。少し、ゆとりと休息を確保しなくっちゃ。
写真は、正月の北海道の風景。気分転換だ!
国会での本格論戦がはじまって、いろいろ考える。これだけ、支持率が下がっているのに、もう一つ、政治的に熱くなる状況ではない。緊張感にかけるというか……。立憲は解散総選挙を求めるが、自民党のなかで、解散待望論があるようだ。10増10減で、大幅に選挙区割りが変わる。そのときに入ってくる野党の新人が地元に定着する前に、現職の有利さを生かしたいという思惑だとも。そういうなかで、「歴史的」国会の、大事な論戦がはじまっているのに……。
最近、ちょっと考えることがある。それは自民党支配の強さと弱さということ。もちろん、自民党支配の背景には、ひとつにはアメリカの存在がある。この従属関係の強さということと、それがもたらす支配の脆弱さは、いまのアメリカ追随の対中国、軍事一辺倒に顕著ではあるのだけど、その従属関係は、軍事面ではいったいどこまできているのか。そのことを考える。もう一つは、財界・大企業の支配の強さという問題。徹底的に、国民を直接的にも、イデオロギー的にも支配している。ほんとに影響力が強く、みごとに教育まで支配している感もある。それがいまどのように矛盾を広げて、壁にぶちあたっているのか。その支配が崩れかけているのは否定のしようがない。だけど、基本、強い枠組みは、社会の中軸のところを中心になんとか維持をしているとも言えそうな。こういうあたりの戦後史の流れと現在の局面も整理して考えてみたいとつくづく思う。なにか、自分の意見を正当化するために、現実分析の、都合のいいところだけをきりとって議論するのではなく、しっかりした分析を歴史的な視野でやりたいものだと思う。
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