『隠れ教育費』
朝から取材だったので、早めに家を出たら、暖房を消してくるのを忘れたような気がした。結局、夜、確認すると、ちゃんと消していたようなのだけど、なんだかやっぱり自信をなくす。うーん。
午前中は、取材。とても刺激的でおもしろかた。自分よりだいぶ若い人と話をするのは楽しい。
午後は、提稿を2本。しっかり読んで、工場に入れる。緊張感あふれる原稿が2本。とても、勉強になり、考えさせられ、背筋ものびる。
先日、『隠れ教育費』を読む。コロナ前に出たから、もう出版されて3年半ほどになる。軽い本と思っていたけど、かなりしっかりした内容。
教育財政、とりわけ教育費、教材にかかわる費用にかかわり法と理念を解き明かす。世取山さんの『公教育の無償性を実現する』を受け継いだような内容になっている。教材費、部活や修学旅行や学校給食なども含め、歴史を振り返りながら、何か課題なのかをさぐる。なるほど、本来あるべき、教育のあり方、現場が子どもと向き合って教育の進め方を考え、その教材なども考えることから、上意下達のしばりがつくられ、それが形をかえていくなかで、まともな検討もされなずに、私費が広がっている現状があり、いまでも学校の教育にかかる経費は、教員の給与や建物を除けば、かなりの部分が私費でになわれていることが当たり前になってしまっている。そのことを問いかける内容になっている。教育費無償おいうのはたやすいが、単純なスローガンにするのではなく、あらためて内容をしっかり検討することの必要性を訴えているところも味噌だなあ。学校給食が争点になるだろう、統一地方選挙を前に、しっかり考えたいテーマが満載でもあるなあ。ほんと、面白かった。
団地の管理委託費、さらには次の大規模修繕をめぐって、いろいろ考えなければならないことが迫られる。いろいろな資料も目を通さなければいけないし、そもそもこの間の、動向をきっちりおえなくてはいけない。え、こんなにしんどい仕事が、なんでボクの当番のときに……。とほほ。ちょっとつらい日々が続きそうな予感。
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