寄宿舎閉舎で質問状 支援学校保護者ら、県教育長に /栃木
どうも、夜の睡眠が悪く、変な夢を見続ける。とても、朝起きると疲れている(苦笑)。朝方、もうちょっと寝ておかないとと無理して寝たら、寝過ごした! 一方で、疲れているのだなあと。節目の月に入ったけれども、どうにも変化はない。
今日は、インタビュー①起こしを終え、原稿づくりに突入。とにかく、粛々、淡々と仕事をすすめる。途中には、今月追加企画の相談、来月対談①の相談などなども。ほんとに、粛々と、でも深く考えなくては。今日は、ちょっとショックなこともあったし。
山際さんが大臣辞めたと思えば、党のコロナ対策本部長に就任のニュース。甘利・麻生ラインはいまだに強いのか。とりわけ、甘利の人脈は、防衛力増強の議論でも、科学の動員などで先陣を切っている。もともと山際さんの仕事だった、学術会議への介入もやっぱり強まりそうだ。そんな匂いがプンプン。岸田さんは結局、コントロールはできやしないということだな。安倍亡き後の人たちは、ここについて行くのだろうか?
さて、今日も栃木からのニュース。
寄宿舎閉舎で質問状 支援学校保護者ら、県教育長に /栃木(毎日新聞)
県教育委員会が昨年11月に発表した県立那須特別支援学校と栃木特別支援学校の寄宿舎の今年度末での閉舎について、見直しを求める保護者らでつくる2団体が1日、阿久沢真理・県教育長あてに公開質問状を提出した。
両校ではこれまで保護者向けに説明会が開かれたが、「栃木特別支援学校寄宿舎の存続を求め未来につなぐ会」の伊藤陽子代表(50)によると「施設の老朽化と遠距離通学者の減少を繰り返し強調する以上のことはなく、私たちが本当に疑問に思うことへの答えがなかった」という。……
保護者は、とにかくやれることは何でもしようという気持ちが伝わってきて、切ない。ほんとうに切実な思いで動いているのだと思う。何とかならないかと思わざるをえない。がんばってほしいと思う。
朝日も記事を掲載していて、公開質問状について詳しく報道している。
「公開質問状は全14問。1問目で国の報告書が寄宿舎を『生活リズムをつくるなど生活基盤を整え、自立し社会参加する力を養う貴重な場』として『一層の活用を期待』と掲げたことに言及。『県はなぜ反対に閉舎しようとしているのか』と問い、その合理的理由の説明を求めている」という。
「2問目では、県教委が寄宿舎の設置目的を『通学困難者』に限定している根拠の説明を求め、『寄宿舎の教育的意義についてどのように評価しているか』と尋ねた。県教委は廃止の決定にあたり、設置目的を『通学困難者のため』とし、通学困難な寄宿舎生の人数が近年はひとけた台の那須、栃木両校は『通学困難が解消されてきた』と結論づけた」と。
「また、10問目では『教育的サービスの公平性』も問いかけている。現在、知的障害の子どもが通う県立特別支援学校10校のうち、寄宿舎は那須と栃木の2校にしかない。県教委は2校の廃止について、他の特別支援学校との『公平性も担保できる』としていた。質問状では『教育的資源が少ない特別支援学校にあわせて公平性を図ろうとするのが行政の仕事でしょうか』と尋ねたうえで、廃止が公平であるという根拠の説明を求めた」。
質問の内容も、とても的を射たもの。この記事もほんとうにすごいと思う。
地方も国も、行政などを見ていると、調整能力などもありやしないのに、現場から、上部に権限を集中させる。そんなことでうまくいくはずがない。上部は、現場がうまくやっていけるように支援をするべきなのだ。まあ、それは行政に限らず、どんな組織にもいけることだけど。ましてや、現場が意欲を失いようなことは、愚の骨頂としか言いようがないなあ。
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