「優生保護法訴訟と生活保護基準引下げ訴訟の原告団・弁護団による共同オンラインシンポ」
集中力がなあ。ほんとに、活字に入り込んでいけない。調子がのってこないのは、いろいろな理由があるのだけど、一つひとつ結構、解決が難しく、オロオロしている。さて、今日は、ゲラ読みなどなど。
午後には、「優生保護法訴訟と生活保護基準引下げ訴訟の原告団・弁護団による共同オンラインシンポ」を視聴。
優生思想のもと、障害のある者が自由に子どもを産み育てる権利を法律によって奪ってきたことを問う優生訴訟、国自身が健康で文化的な最低限の生活水準として支給してきた生活保護費を社会保障費削減という目的のみをもって減額したことを問ういのとり訴訟。この2つが共同でとりくむ。優生訴訟は高裁で2つ勝ったものの、その後の地裁で負けるなど、まだまだ拮抗している。ボクにはちょっと甘い認識があった。生活保護のほうは、やっと4勝、すでに9敗。なるほど、これは両者とも人としての尊厳を問いかける裁判でもある。優生保護の問題は、なかなか企画化を成功できなかったことをいいことに、ちゃんと、勉強していなかったなあとものすごく反省させられる。
法律の論点は結構難しい。とりわけ裁判をめぐる論点は、雑誌論壇の論点ともちょっと違う技術的な側面がある。それはそれとしての面白さはあるのだけど、いろいろ勉強になる。小山剛さんの話ははじめて、優生の弁護団も新里さん以外がはじめての人ばかり。弁護士の熱意や情熱ということも感じたり考えさせられたり。(その情熱があってこそ、ち密な議論をわかりやすく、多くの人に訴える運動につなげていっているという感じもする――追加)。技術と情熱かあ。ち密に考える集中力を取り戻すのが、ボク的にはいまはの課題だな。
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