「守られない家事労働者」
腰痛で今日は、静かに。薬が少しずつ効いてきた感じ。少しずつ大丈夫なっていけばいい。
静かに、資料に目を通す。まあ、すすんだのか、そうでもないのか。冷静に少しずつ仕事の組み立ても整理する。
そうこうしている今日、「○○○○証」が届く。そういう年齢。それにふさわしく仕事も、じっくり、カウントダウンしていこうと思う。少し計画的に。まずは、できないこと、しないことを増やしていかないと。いろいろ背負い込むと、無理がくる。だけど、少ない人数で、それなり分厚い分量の総合誌をつくるということと、このできないこと、しないことを増やすこととははっきりいって矛盾する。だけどカウントダウンしなくてはいけないのだから、その矛盾をなんとかコントロールしていかないといけないと思うのだけど。はたして、どうなるのかなあ。
もともと、雑誌づくりは、新聞のようにチームでつくるって感じじゃないし、分担してつくるって感じでもないし。ときとして、世界の困難に、一人で抗っているという気分でやっているところもあるし。まず、自分のありようを変えていくことも必要だろうしなあ。
『世界』を読んでいて、のっけから気になる論文。東京新聞の池尾さんが書かれていた「守られない家事労働者」。家事労働を派遣されて、おこなっていた女性の過労死の裁判で、24時間拘束をされ、1週間泊まり込んで働いていたのに、労基法の適応外とされるという異様な判決が下された事件。典型的な家父長制が残る判断ということができるけど、そもそも、介護とか、ケアというものは、今日の、赤旗の上野さんの発言ではないが、女によって担われてきた無償労働という発想が根強く、相応しい対価もなければ、権利の保障もない。たとえば、うちの相方がやっていた特別支援学校の寄宿舎だって、夜勤ではなく、宿直で、夜の時間帯は労働にカウントされない。一晩中、子どもに添い寝して、深夜でもいろいろ対応しているにもかかわらずである。そんな形の職種は、たくさん残されていると思う。世界は少しずつ変わりつつあるが、日本の課題は大きい。そんなことを感じされられた。
続いて、伊藤詩織さんの文章にじーんとくる。本のほうも読んでみようと思う。」
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