シンポジウム 国葬を考える
今日は、仕事がたてこんでいるので集会はパス。でもって、職場で仕事をしようかと思ったけど、雨が断続的に降りそうだったので、自宅で作業。ゆっくりできるかなあと思っていたけど、原稿がきたりで、慌ただしくなってしまった。40Pぐらいの提稿作業は、結構、手ももかかる。ゲラ読みも進行させる。あらためておもしろい原稿だ! それから、来月鼎談①の日程の設定。などなど、いろいろつめた作業が続く。
午後は、東大の国分研究室の国葬シンポを聞く。
登壇は、まず石川健治さん。なるほど、石川さんだから、当然、ただ単に14条、19条違反という話とはしない。つきつめて、法的にはどこに問題があるのかをさぐっていく。権威の分配は必要、その内容が正当なのかを問いかける。政治的立場によって異なる解釈を排して、理屈のうえでつめていく。それはそうだし、おもしろいけど。まあ、現実の世界にある人権侵害などのはちょっと無関係。いかにも、石川さんらしく、樋口さんにも似ている。ただ、まとめで、山口さんの話にひきよせて、宗教色を排して、政教分離になるのか? 統一協会にお墨付きをあたえることにならないのかと、批判する。統一協会は一般の宗教団体ではないのだから、この議論も痛しかゆしかもしれない。というか、いろいろな面から考えていかないといけない問題ということか。
続いて、片山杜秀さん。『未完のファシズム』とか『近代日本の右翼思想』とかを書いているだけに、なかなかおもしろい話をする。ただ、この時間は、他の仕事で、ちょっとよく聞けなかった。
國分功一郎さんと、白井聡さんは、あらためて、安倍政治を問いかけるような内容で、これもおもしろい。白井さんの、アベノミクス批判は、今日読んでいたゲラにも共通するところがあって、おもしろかった。
さすがだったのは三牧聖子さん。旬の人は斬れるなあ。ほれぼれ。基本、安倍外交を総括するもの。アメリカでも、人の安全や生活を視野にいれた外交を考えている時代に、軍事一辺倒の外交は時代遅れと喝破! トランプ政権の負の遺産を明らかにしつつ、安倍政治を分析。
最後は、山口広さん。ほんとうに、この統一協会がどのような犯罪をくり返し、被害を広げたのか。山口さんの怒りは、何度聞いても、ビンビン伝わる。
晴れていたと思えば、突然の強い雨とか、一日中、変な天気。買い物の帰りに、文化会館では、市長の演説会がおこなわれていた。もうすぐ市長選だな。前市長とは、交渉のとき激しくやりあったことがあったなあ。現市長は保育課長の時やりあった。若かったから、責めることばかりだったなあ。責める交渉だけでいいのかは別として、市民のオルターナティブな議論などが反映されるような、市民参加が強まっていくような場がどこまでいまあるのかなあ。そういう市政になっていくことができるのかなあ。結構、住みやすさ、まちづくりという点では、課題も多いのだと思うのだけれど。
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