100分 de 名著 知里幸恵『アイヌ神謡集』
工場籠城あけ。体が少しダルい。いろいろ、今後の企画の相談メールを送るが、なかなか返事は帰ってこない。つまり、仕事はすすんでいない。(;´д`)トホホ。そううまくいかないよね(苦笑)。まずは、インプット、インプット!!
NHK 100分 de 名著 知里幸恵『アイヌ神謡集』 の4回を見終わる。
おもしろかったですね。2回目のアイヌの世界観を解説したやつは、少し、難しかったけど。あとは、胸にストンとおちるものだったし、知里幸恵のことをもっともっと知りたいと思った。知里幸恵がなくなったのがいまから100年。その100年の流れには、いろいろ驚かされる。この前も書いたけど、同じ100年前に生まれた三浦綾子の作品にはアイヌは出てこない。
ウポポイの展示をみて、いちばん疑問に思うのは、明治以降の政府による抑圧が、映像の年表以外では出てこないこと。展示では抑圧の中心は松前藩になっている。この番組では、ちゃんと位置づけられていた。近年、先住民としてのアイヌへの支援政策が拡充されてきているのが大きな変化だとは思うが、同時に、明治以降の抑圧に対して、真摯に向き合わないと、支援策は非常に狭いもので終わってしまう、文化支援と言ってもとっても狭いものに終わるような気がする。今後の議論に注目したいところ。
今日は、会議もあり、国葬の中継もチラチラ見ていた。盛り上がりに欠ける(苦笑)。それでも、弔辞も、その前の、映像上映も、何とも言えない、安倍さんの持ち上げ。結局そうなるのだけど。盛り上がりに欠けるのに、無理やり中継するから、時間を埋めるのには、持ち上げ映像をやるしかなくなる。そんな感じで、つくられる番組。
夜は、JD障害者権利条約プロジェクト学習会を聞く幅広い障害者団体の共同の枠組みのなかで、パラレルレポートもつくられてきたわけで、それが、自立支援法、改革会議、骨格提言と積み上げられてきたことの意義は大きいよなあ。世論形成力もあるし。もちろん、それ以外のレポートも出されているのだけど、子どもの権利条約の取り組みのように、中心的なNGOの協力関係が弱まり、右翼も含めていろいろな団体からのレポートがなされるなかで、委員会への働きかけが弱まるような感じになっているのとくらべても、意義は大きいんだろうなあ。
委員会の総括所見のなかで「人権モデル」という言葉がつかわれているのは印象的。とにかく日本における報道は核心をついていないなあ。太い、人権条約としての役割をはたそうとしている。
一方で、そういうとりくみの経過や到達点が、よくわからないから、個々の違いをどう考えているのか、ボクにはよくわからないところもある。「分離教育」などの報道がなされただけに、包摂にかかわる問題など違いを横に置いた後どうするのか、知りたいところではあるのだけど。
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