「芥川賞を読む。〜“正しさの時代”の向こうへ〜」
昨日の夜、ETV特集の「芥川賞を読む。〜“正しさの時代”の向こうへ〜」を見る。
「結局我慢する人とできる人とで世界がまわっていく。世界。この世界。」史上初めて、芥川賞5人の候補全員が女性となった。文学は、今の時代を映し出す。「刺青の下の皮膚」「ばばあのゲロまみれの衣服」「LGBTの人で固定されてしまった」他者からカテゴライズされる苦しさ、“正しさ”の時代の影。5人がそれぞれに描く、この世界。「そんなことより、今日はセックスをするんだろうな」芥川賞を読む。 朗読・石橋菜津美
候補作品は『おいしいごはんが食べられますように』(高瀬隼子)、 『家庭用安心坑夫』(小砂川チト)、『ギフテッド』(鈴木涼美)、『N / A』(年森瑛)、『あくてえ』(山下紘加)。そんなに簡単にわりきれないような、いろいろな面のある思いを、言葉にする。そのことを通して、生きづらさだとか、いらだちとか、いろいろな思いをかかえながら生きる人たちの姿がうきぼりになる。女性がそういうこの世界で生きる人の姿をまるごとひきとることができるのは、女性が、この世界でしっかり根を張って生活しているからなんだろうななどとも思えてくる。高瀬さんの話に、ほんとうに圧倒されたけど、ちょっと、それぞれ読んでみたい作品だなあ。
今年の前半にかぎらず、ここ数年の受賞者は圧倒的に多い。その作品群からどんなことが浮き彫りになるのだろうか? ちょっと気になるところでもある。
さて、今日は、朝から職場に。午後には来月鼎談①の収録。今日は自由にしゃべっていただいた。ぼくより若い人の話を聞くのはどれだけでも刺激的。そういう世代の感じている世界について、もっと理解を深めたい。zoomのデータの移動がどうもうまくいかない。でかいし。
夕食をつくっていかなかったので、夜は、ちょっとあわただしかった。いきあたりばったり生活(涙。孫①②からテレビ電話があったのに、出られなかった。悲しい。どうやら、誕生日のプレゼントのおねだり。お嬢さま(たち)の要求は、なかなか大変だなあ。
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