反省とモヤモヤのはらし方
暑かったですね。午前中は、来月企画の資料読み。わあ、たいへんだあ。夕方には専門書を2冊注文。関連文献を、自宅で探しているのだけど、ぜんぜん見つからない。本のある部屋は暑いから、これも相当しんどい作業。午後は、インタビュー①取材でちょこっと都内を西へ移動。ホントに暑く、体にさわる一日。ふー、暑かった。自宅に帰ってインタビュー①作業。時間がないので、夜まで作業。
夕食は、相方といっしょに自宅で。年に何度あるのか自宅での、いっしょの食事。残された人生のなかであと何度あるのだろうかともちょっと考えたり。おだやかな老後があればいいのだけどね(苦笑)。
昨日は、戦没者慰霊祭。首相のあいさつは、菅さんと8割同じ。つまり安倍さんのものをそのまま踏襲する。天皇のそれも、反省とはいうが、加害には言及しない。戦争の惨禍はいうが、政府の行為によってとは言わない。反省という言葉があるのは大事だけど、具体的な内容はダメだと言うのが、いまの政権の「指導」。これこそが政治利用だけれど、これがメディアを規定し、社会を規定していく。そのことはよく考える必要がある。ここに来て思うのは、実は、保守なり、自民党のなかで、反動保守というか、右翼的潮流の大きさがここにきてあらわになっている感じがする。岸田さんも動きが取れないで、そうせざるを得ない。それが、統一協会と自民党の関係にもあらわれている。統一教会の記者会見も、聞きようによっては、自民党を脅しているようにも聞こえる。われわれを悪者にできるのかと。
そういう潮流と自民党の関係が今後どうなるのかはわからないが、なかなか難しそう。そのことが政治を変えることにつながるのだろうか?
戦没者慰霊祭と、メディアの戦争をめぐるモヤモヤの関係を考える。先の戦争の最大の教訓は、戦争の違法化と集団安全保障の体制、それをさらにすすめたのが戦争の放棄であるはず。しかし、いまの議論を支配しているのは、力対力という19世紀的思考。戦後の最初に、めざされるはずだったのは、軍事同盟なき世界ではなかったのか。そのことと、戦争の反省とは直接にむすびつく。そしていまは逆の方向にすすんでいる。そのことを問わない限り、モヤモヤは晴れない。そのことをもっともっと議論したいところ。
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