だいぶ間が開きました
ブログ(日記)は、だいぶ、間があいてしまいました。高知に行って、大変疲れて、そのまま、工場籠城に向かって怒涛の日々だったので。なんだかんだ言って、今月もハードでした。夏の疲れ方が、もう半端なくなってしまっているので、立ち直るのが少し大変です。
今年の夏は、大阪(奈良・京都)、釧路(夕張・室蘭)、そして高知と、いろいろなところに行きました。そこで、いろいろな人に会い、いっぱいおしゃべりもしました。そのことは、とても大事な時間で、貴重な体験でもあった。
この夏、とりわけ、高知で考えたことは、たくさんあるけど、それは、少しずつ文章にできればいいなあ。ずっと、頭の中にあったのは、参院選の結果も含め、厳しいことが続き、現実的には、かなり絶望的な状況が広がっているなかで、「希望をどこに見て、どのように自分は未来を語るのか」ってこと。
栃木で、いろいろヒントをもらってきた。釧路からオンラインで参加した教科研では、東畑さんの実践、高知では、一つは40代の教員を中心としたネットワークのもつ意味、そして、粘り強く、あきらめない実践。
籠城が終わり、少しは落ち着いて、いろいろ考えたいところ。ところが、今朝、起きたら、なんだか落ち込んでいる。暑かったからかなあ。夢がよくなかったのかも。おまけに、早朝仕事でミスで、さらに落ち込む。
午前中は立命土曜講座を拝聴。山本めゆさんの「演題:彼女たちの引揚げ―性暴力被害者の帰還と「混血児」排除をめぐって―」。なかなか大事な内容で、刺激的でおもしろかった。敗戦を前にした関東軍の撤退とソ連軍の侵攻、戦後の引揚援護政策の遅延で、満洲や朝鮮半島北部に残された民間人は剥き出しの暴力に。性暴力被害者が帰還した引揚港の周辺では、相当数の人工妊娠中絶が実施された。当時違法であったはずの中絶は、なぜ、どのようにして可能になったのか。「混血児」の急増を懸念した厚生省の「上から」なのか、むしろ女性たちの窮状を目の当たりにした現場の医師たちの英断と献身に支えられた「下から」なのか。山本さんは、さまざまな資料を駆使して、基本的に「上から」であることを示す。それは、中絶にとどまらず、生まれた子の「処理」にまで突き進んでいる。これは衝撃だった。そして、そうしたものは、単に上からだけではなく現場の医療者たちとの協働によって実現したというのが山本さんの読み解き。
午後は、インタビュー③(来月インタビュー①)原稿づくりをしっかりがんばる。夏はいろいろあって、掃除ができていない。掃除をしたいが、。明日は会議やお出かけもあるなあ。
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