「侍従長が見た 昭和天皇と戦争」
日曜日だから、掃除日だけど、なかなか忙しいから最低限の掃除。お風呂なども。いっぱい洗濯をしたかったけど、天気がね。ずっと、すっきりしない天気が続くのかなあ。
とにかく、インタビュー③の整理。時間がかかるけど、夕方には何とか形になりつつある。ほんとうは昼間に時計の修理に行きたかったけど、それはかなわず。
昨日の夜は、ETV特集。ふたたび百武日記。「侍従長が見た 昭和天皇と戦争」
太平洋戦争中、昭和天皇の動向を健康状態まで克明に記した侍従長がいた。海軍大将の百武三郎。開戦当初、戦勝に「天機麗しい」としたが、ミッドウェー海戦の敗北で天皇は衝撃を受ける。短波放送など海外情報も、定期的に進講を受けたことも明らかになった。ガダルカナルの戦いで対立する陸海軍に協力を求めるが戦局は悪化。敵に一撃を与えた上での講和を模索していく。初公開の百武三郎日記を軸に昭和天皇と側近たちの戦争に迫る。
昨年末の番組は、開戦にむかう時期に焦点をあてていた。今回は、戦争の局面が悪化し、敗戦に向かっていく時期。前回にもまして、天皇の戦争指導への関与はリアルで、戦時期の天皇の実像をうめる資料にもとづいて迫力をもって描かれておもしろい。戦局の悪化への動揺や、事態の収拾にすすまないことへの苦悩なども描かれる。その時期には、戦争指導体制そのものの制度的な問題もうきぼりになる。それはたしかにそうなんだろうけど。最後の加藤さんの結論はどうなんだろう。国民が育つには時間が足りなかったって。
問題は、なぜそうなったのか、つまり、制度的な問題とともに、どこに責任があったのか、なぜ、その問題を変えることができなかったのか。それは、そのことは戦後にどう生かされたのかということにつながっていくはず。いろいろ考えなきゃいけない問題もみせてくれる番組だった。
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