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2022/07/02

「ウクライナ侵攻と教育」

 さらに暑い日。おまけに、団地の樹木の殺虫剤散布もあり、なかなかたいへん。

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 今日もとにかく、シンポジウム①の起こし。明日中には起こしは終わり、原稿整理にかかりたい。それと頼まれ仕事は完了。よしよし。

 午後からは、仕事の合間に、教育科学研究会緊急企画「ウクライナ侵攻と教育」を聞く。超おもしろかった。刺激的だったのは、27歳の高校教員の報告。かなり挑発的に、高校生に戦争は遠いと問題提起。「アベノマスクの批判ってしてもいいんですか?」だとか「禁じられた遊びを見て、人のところから十字架を持っていくのは良くないと思いました」というのが、リアルな声だと。もちろんそこには、「圧力」「忖度」という大人社会というものが前提としてあるのだけれど……。ここから若者論が展開され、大文字の政治と小文字の政治の話が展開されるのだけど、この青年教員の主張は、ほぼ共感できる。ここまで、しっかり報告できる姿をみつつ、日本の教育もまだまだ捨てたものじゃないと思った次第。そのことを前提にしつつ、ボクは、もう一面として、社会認識を深めることそのものが、難しくなっているのではないかということも思うのだ。つまり、大きな政治そのものが、昔のように、簡単にとらえることができない、そう単純じゃないということ。ここで、最初の報告である広美さんの報告の、ある意味での難しさがかかわってくるのではないか。普遍的な平和というが、では平和に生きる権利とは何なんだろうか、などなど。難しい社会認識を、おこなっていくには、高校生とともに考えていくしかない。だからこその、「探求」であったり、「アクティブラーニング」であるはずが、結局は、型にはまった押し付けの域をでない。ここに、平井さんの実践から汲むべきことがあるのではないか。そんなことを考えながら聞いていた。事情で、最後まで聞けずに残念。

 夜、クローズドでフェミ科研の当事者の報告を聞くことができた。これも、ものすごく充実した内容。誘ってくれた人に感謝。いろいろ頭がさえてくる。

 

 

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