「戦争が聴こえる」
選挙を受けての緊急企画の手配を進行。いま調整中。うまくいくかなあ。来月企画の打ち合わせも。これも、具体化できるかなあ。緊張はつづく。今日は会議日だったので、少し、頭の整理。うーん。
それ以外は、2つぐらいのテーマで資料の読み込み。頭が整理されていくのか……。
夜、早めに帰って、ハートネットTVを見る。テーマは「戦争が聴こえる」。
一昨年、岐阜盲学校の図書室からカセットテープが見つかった。終戦から25年後に、盲学校の教員が卒業生などから聞き取った戦争体験だ。その声を手がかりに取材を始めると、校長が先頭に立って、敵機の来襲を味方に知らせる「聴音兵」の育成を目指していたことが分かった。戦争の役に立つか立たないかで人の価値が判断され、障害者は「穀潰し」などと罵られた時代。戦争協力へと駆り立てられていった生徒たちの声に耳を澄ます。
敵機の来襲を味方に知らせる「聴音兵」や「技療手」と言われた、軍のパイロットのマッサージに動員された盲学校出身者の話は、岸さんに、ボクもやってもらったことがある。その岸さんが、結構、番組全体のなかで重要な役割で出ていた。ETVではときたま出てくる岸さん。資料提供はここにあるという感じ。若い、ディレクターがいろいろ聞き進める。差別を前提に、それを逆手に戦争に動員していく悪辣さに心が痛くなる。そのディレクターの、効率だけを基準にしたその先に戦争があるという言葉にうなずく。ふたたび戦争の時代に向かっていくことを意識せざるをえない時代だけに、ほんとうに歴史から学ばなければならないと痛感させられるのだけど。
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