知性から遠く離れている裁判とそうでない裁判と
急遽、手を打っていた今月の企画=対談①は、なんとか設定ができ、そのままチケットと宿の手配。年寄りにはつらいとは思うが、そうはいってられない。対談のお二人はボクよりずっと年上だし……(苦笑)。
そのまま、対談のための準備もはじめる。資料読みと資料の手配。17日が本番だからあと2日はその準備が中心かな。うん。
同時に、来月以降の企画の資料読みも。
そのなかで考えさせられるのは、原発にかかわる裁判での、6月の最高裁判決と、昨日の株主代表訴訟の判決の違い。どちらも事故の予測とそれへの責任が問われたわけだけど、前者は、予測がどうあれ、国ができたことでは事故の損害は防げぐことはできなかったわけだから、国に責任はないというわけのわからない判決。一方、後者は、予測の可能性と、それにもとづく対策の責任を明確に認める、常識的なもの。なぜ、こんなに違うのだろうか。どうして、その違いが生じるのだろうか? それが今の時代と言ってしまえばそうだけど、だけど、ここまでわけのわからな判決が、沖縄の問題でも、フェミ科研の問題でもなされるのがなぜなのか。裁判そのものが知性から遠く離れていると言えばそれまでなのだけれど。
こういうこの社会というのは、想像を超えたものと言えるのかどうか? いまの社会のありようをどう考えるのかということもに、少し自信を無くしかける。しっかり、見つめないといけないのかも。
いろいろね。ジャッジしたがる人が多いのは、つらい。ジャッジして、それを人に押し付ける。そうである限り、多様性を大事にはできないとは思うのだけど……。自分が思うことと、ジャッジすることは違う。情報を発信することをとやかく言うことよりも、このジャッジを何とかすることが大事かもと、感じたり。
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