『日本の教育、どうしてこうなった?』
今日も、朝から曇りだけど、きっと雨が降るだろうなと予測してたら、やっぱり結構、降りましたねえ。そんななかでインタビュー①を仕上げる。そして、そのまま発信。昼間はどうしても眠くなるなあ。仕方がないなあ。仕上げ後は、ただちにインタビュー②の起こし作業に移る。座談会①の資料集めもいろいろ。電話で先の企画の相談も少し。夜の夢はすっかり仕事の夢。やっぱり追い込まれているのかなあ。
児美川さんと前川さんの対談本、『日本の教育、どうしてこうなった?』を読んだ。
前川さんが、本音でずばずば語っていて、なかなか面白かった。「学習指導要領はもっと縛りを緩和すべき、あくまで大綱的なものにとどめるべきなど」、文科省のなかで、ここまで、葛藤というか、議論があったのかと驚く。と、同時に、ボクたちの要求の正当性というものが示されているなあとも感じさせてくれる。古典的・伝統的な文部官僚の流れと、タカ派政治家の要求、財界をバックとした経産省の動き、予算支出を抑制しようとする財務省が入り乱れて、形成されていく、政策決定過程の裏話などは、なかなか赤裸々。合田さんけちょんけちょんに言われているし。そういうなかでも、何とかいいものをという前川さんの思いなどは確かに共感できる。しかし、同時に、遠いなあということも感じてしまう。原理というか、あるべき像が見えない。つまり、その模索はわかるが、前提にはいまの政治というものがある。それで、この先を開けるのか。子どもの権利というか、発達というか、そういうもの基礎にあって、政策が決められるという思考の道すじにはなかなかならない。それが現実といえばそうだけど、それで対抗できるのか? 教育に予算を、教育をほんとうに、ふさわしく重視していく、そういう未来への構想を示すことも、やはり必要だろうなあとも思えてくる。
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