とある「研究会」のH報告と「性暴力 “わたし”を奪われて」
今日は、草取りスタート。暑かったですねえ。
今日は久しぶりに晴れたので、あわててシーツなども選択して干した。気分転換にはなる。
それから、座談会①原稿の仕上げ。そして発信。いちおう計画通りの進行にはなっている。
午前中、ある研究会で、MK大のHさんのお話を聞く。ボクは、教科についてはよくわからないので、これまで、この人の話は、ちょっとわからないと思っていたのだけど、今日も、とっても刺激的で面白かった。教科書の内容にそもそも無理があるというところからはじまって、その根底に学力論を見る。なかなかシャープ。同時に、そういう問題提起から、その先を考える。機能的学力と構造的学力ということを提起していたけど、子どもの学びとは、自然などのなかにある法則を認識して、それにもとづいて主体的に働きかけるようになるということが基本にあるのだろうけど、それににかかわっては、対象の法則そのものとその認識の経過という問題と、子どもがそれを学ぶうえでの捉え方と、その経過みたいなものがある感じがする。そこから教材とかも出てくるんだろうし。何が言いたいかといえば、いろいろ概念化することは必要だけど、そのことがもたらす危険というものをよく自覚しながら、実際の実践と、理論のキャッチボールみたいなものが日常的に必要なのだろうなあとか、考えながら話を聞いていた。なかなかおもしろかった。
午後からは、子どもの貧困対策情報交換会の「内閣府「子供の生活状況調査」報告から考える」を聞く。通信がとても悪くって、なかなか集中しては聞けなかったけど、苛立ちみたいなものを感じた。報告がどうのこうのというのではなく、たしかに調査は、いろいろなことを浮きぼりにしているけれど、うーん、ほんとうに変わらないなあと。いろいろ改善があったり、運動の努力があったりするのだけど、本格的に問題の解決にふみ出さない。それがどんな問題なのか。やっぱり、もっと社会科学的な分析がこういう問題には必要にも思えてくる。うーん。
夜は、Nスぺを見る。「性暴力 “わたし”を奪われて」。
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3年前から取材するNHK「性暴力を考える」プロジェクトには、被害に遭った人たちから日々声が届く。「本当の私を失った」「もう人間じゃない」…。取材班が知ったのは、被害の苦しみはその後も長く続き、“わたし”という1人の人間を生きることを奪われるという実態。そしてその大きな要因は、社会の無知や偏見、身近な人の何気ないことばにあること。“わたし”を生きるために“わたしたち”の社会に求められるものとは。
かなりショッキングな内容。人としての尊厳をふみにじる性暴力。それが被害者やそのまわりの人々に何をもたらすのか。想像を超えるものがあることを痛感させられた。この問題というものがどういう問題なのかをほんとうに考えさせられる。
と同時に、この社会で、なぜ、そこが十分認識されないのか。もちろん、世界共通の面もあろう。同時に、この社会の歴史的な経緯というものをあるのだろうなということも考えながら見た。
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