「その“痛み”を抱きしめて〜作家・桐野夏生〜」
やっぱり睡眠が……。これだけ、夜の眠りの状態が悪いと、どこかで睡眠をカバーするしかなのだけど、その場所がないしなあ。結局、いろいろな生活改善を図らないと。ちょっと、いろいろ自信を喪失ぎみ。とにかく、インタビュー①をすすめる。座談会①の設定メールも。ちょっとずつ、ちょっとずつ。
昨日のクローズアップ現代は桐野夏生!!!!「その“痛み”を抱きしめて〜作家・桐野夏生〜」
『OUT』『グロテスク』など社会に顧みられることのない女性たちと、その“痛み”を圧倒的な筆力で浮かび上がらせてきた作家・桐野夏生さん。最新作『燕は戻ってこない』では女性の貧困と生殖医療を題材にし、相次いで女性誌の特集が組まれている。人や物事をひとくくりにする「『安易なラベリング』に抵抗するために仕事をしている」と語る桐野さん。単独インタビューで、桐野さんが見据える現代社会と“痛み”に迫っていく。
”OUT””グロテスク””柔らかな頬”あたりから、読み続けている数少ない作家。というか、小説を手にする数少ない作家だな。番組のなかでの言葉を、いろいろ刺さってくる。
「あなたに責任はないよ、と言ってあげたい」
「訴えというか、私アンフェアネスが嫌いなんで」
「やっぱり何か、醜い人間の姿というか、そういうものもちゃんと書かなきゃいけないと思います。本の中もフェアネスで描き切ろう、と」「
「私は小説の中で、“悩む人”を書いていますが、寄り添うというよりも、その悩みの実態を知りたくて書いています。その人がどういう痛みを持って、それに対してどう考えているのか。その登場人物に寄り添ってはいますが、答えを出してはいない。私は小説の中で、“悩む人”を書いていますが、寄り添うというよりも、その悩みの実態を知りたくて書いています。その人がどういう痛みを持って、それに対してどう考えているのか。その登場人物に寄り添ってはいますが、答えを出してはいない」
「やっぱり“個”を描かないと小説にならないんだと思います。それこそラベリングになっちゃう。『この人はこんな人』みたいな結果、適当なラベリングになっちゃうじゃないですか。だから“個”を描くことが、ラベリングに対する“抗い”ではありますね」
「一線を超えることって怖いじゃないですか。どうしても超えられないものってみんな持ってるでしょ? 倫理的にも道徳的にも。あるいは何か社会通念的に。そういうものを物語の中で壊していくということが、おもしろいと思っているんでしょうね、私の中でね」
「小説を読むことによって、想像力が培われるっていうのは、……人が何を考えているか、それから『この人はこういう人なんじゃないか』とか、いろいろなことを他人に対して考えられるということなんじゃないかなと思うんですね。そうすると、他人に対してラベルはりしないで考えられるようになるので、寛容な社会になっていくと思うんですね。」
詳しくは「アンフェアネスが嫌いなんで」なぜ響く 作家 桐野夏生の言葉
すごいなあ。
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