「50年目の告白 “安保の裏方”が見た沖縄」
早朝仕事は、結構、激しい雨。久しぶりにぼとぼととなった。団地の木々は緑が深くなっている。
やはり、体がだるい。二度寝を試みたけど、あんまりうまくいかない。ぞろぞろと起き出して、家事をして、仕事にかかる。資料読みが一つ。あとは、えいぞう資料を見る。
一つは、「性行為映像作品 出演被害の防止等に関する法律骨子案」について。いわゆるAV新法。その評価をめぐっては、激しくわかれている。たとえば、憲法学者の志田さんは、「AV新法、人権倫理機構は評価「自主規制を踏まえたもの」「出演強要は業界内でほぼ起きてない」」
という。志田さんの議論は、表現の自由のものとも、論建てとしてはにたものがある気がする。これに対し、憲法学者の中見里さんは、被害というのは、そういうことにとどまらない。売買春を容認することになると批判する。業者に都合がいい、被害者が声をあげるさまたげになると仁藤さんの批判は激しい。
18,19歳の問題からはじまったわけだけど、GW明けから激しい議論になっている。ボク個人は、中見里さんの意見に近いけど、少なくとも拙速な審議・決定はやめてほしいなあ。
午後は、「シンポジウム 戦争とメディア~21世紀の世界と日本国憲法~」。内容は別の機会に。でもなあ、学知の大切さは、とっても感じさせられる。ほんとうに。
15日が近づき、気持ちがざわめく。報道特集も特集。夜には、まずBS1スペシャル「50年目の告白 “安保の裏方”が見た沖縄」。
沖縄が本土に復帰して50年。日米両政府の方針の下、アメリカ軍基地をめぐる地元との調整を担った「防衛施設庁」の元職員を徹底取材。沖縄の復帰は何を意味したのか。
アメリカ統治下にあった沖縄の本土復帰から50年。かつて日米両政府の方針の下、沖縄の人々との調整に当たった組織があった。「防衛施設庁」。日米安全保障を下支えするいわば「裏方」として、土地の契約や事件事故の対応など基地負担に関わる実務を担い、難しい判断を迫られ続けた。今回、復帰の当初から実務を担い続けた防衛施設庁の元職員たちを徹底取材。内部資料も独自に入手。沖縄と日米安保の狭間で何を見てきたのか。
沖縄問題は基地問題であり、土地問題であるわけだけど、その復帰後の土地問題に踏み込んだ内容は評価できる。この間のNHKは文化が中心なわけだから。ただ、施設庁には同情的(苦笑)。とわれているのは、政治の役割、法律の役割そのものではないのか。結局、行きつく先は、95年の少女暴行事件をまたいでの法の改悪であり、それがいまの辺野古へとつながっていく。いっそう、政治とは、法とはだれのためにあるのかが問われているのが、いまのそれではないのか。
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