「コロナ禍における生存権 -生活保護の意義を問い直す-」と【参院選2022 女性の生きづらさの解消に向けて Vol.1】
早朝仕事スタート。すっかり明るくなりました。
アジサイがきれいに咲き始めています。今日も暑い日です。そのあと、二度寝をしたかったけど、それは無理で、お風呂掃除からはじめて、今日は久々に晴れたので、お布団干して、シーツも洗って。気分転換をしつつ、資料読みと、原稿読みと。でもやっぱり眠いです。
午後は、まずオンラインシンポジウム「コロナ禍における生存権 -生活保護の意義を問い直す-」。これは、京都弁護士会主催。小林美穂子さんと、尾藤先生。コロナ禍の深刻な状態のなかで、いろいろ前進させている面と困難な現実と。なぜ、いま、生活保護受給者が減っているのか。とりわけ、シングルマザーのそれが減っているのか。そうとう、よく考えなければいけない。水際作戦にとどまらない、発言できない状況にある人たちの広がり。この「発言できない人たち」というのは、いまの日本社会の一つのキーワードかもしれないと、強く思った。
夜は、【参院選2022 女性の生きづらさの解消に向けて Vol.1】パリテ・キャンペーンとWAN共催のオンラインイベント。前半は、女性の困難の相談と地方議員の役割。ある意味で良質な立民の地方議員の奮闘はうれしい。後半は、ケアの介護の現実。どこまで、介護を見捨ている社会となっているのか。いい「上野千鶴子」の発言もシャープ。くやしさがボクの心のなかにも、充満する。だけど、それは、介護にはとどまらない、年金から、労働へ。いったい日本社会はどんな社会になっているのだろうか?
現実への対応に、いろいろな意見の対立がある。社会が複雑になると、どうしても避けられないこと。だけど、いまの社会の現実を考えると、社会に対する科学のなかで、とりわけその構造を問題にする社会科学というものの衰退が気になる。複雑だから難しく、立ち止まっているのだろうか。社会のそのものありようをそのまま検討する社会学の成果はボクもとってもおせわになっているし、その価値はすごく評価している。だけど、この社会科学そのものが、後継者不足も含め、とても狭くなっていることが、いろいろなしんどさを生んでいるとすれば、ここをどうするのかは、大きな課題なのかもしれないのだけれど。
夕方、もう一つ配達の中での風景。田植えもすすんでいます。
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