憲法世論調査をどう見るのか
今日は、朝から資料読み。それなりに勉強は進んだ一日。学んだことを具体化しないとなあ。貧乏症だから、すぐ仕事に向かってしまう。ついでに経済的にも、貧乏性で、GWの出費も気になっている。これから大きな出費もあるし。そんなことを気にしている自分に落ち込む。ほんとうに落ち込むことが多い。いろいろダメなことばかりで、消えてしまいたくなる日々。
さて、吉郎さんの新著。日頃折りにふれて考えていることや、読書について書かれている。平和と戦争をめぐって揺れ動く時期だからこそ、古今の知の営みを通しての考察からは、さまざまに学ばされる。こういったことを受け継ぎつつ、現在のところ変容というものをしっかり見詰めて行きたいと思う。
昨日は憲法記念日。政治家の口からは積極的な改憲の語論がなされる状況。メディアの世論調査も出そろう。
3日は日本国憲法の施行から75年となる憲法記念日です。
NHKの世論調査で今の憲法を改正する必要があると思うかどうか聞いたところ、「改正する必要があると思う」が35%、「改正する必要はないと思う」が19%でした。
また、戦争の放棄を定めた憲法9条を改正する必要があると思うかどうか聞いたところ、「改正する必要があると思う」が31%、「改正する必要はないと思う」が30%でした。
憲法改正「賛成」60%、「自衛のための軍隊保持」は45%…読売世論調査
読売新聞社は憲法に関する全国世論調査(郵送方式)を実施し、憲法を「改正する方がよい」は60%(前回昨年3~4月調査56%)と、郵送方式となった2015年以降で最も高かった。ロシアのウクライナ侵攻や北朝鮮のミサイル発射などによる安全保障への関心の高まりを反映した。「改正しない方がよい」は38%(同40%)だった。
憲法の条文を改めたり、新たな条文を加えたりする方がよいと思うもの(複数回答)は、「自衛のための軍隊保持」45%が最多で、「緊急事態への対応」38%、「教育の無償化」36%などが続いた。
改憲「必要」56%、9条「変えない」59% 朝日新聞世論調査
3日の憲法記念日を前に、朝日新聞社は憲法を中心に全国世論調査(郵送)を実施した。いまの憲法を変える必要があるかを聞くと、「変える必要がある」が56%(昨年調査は45%)で、「変える必要はない」37%(同44%)を上回った。2013年に郵送調査を始めて以降、改憲必要派は最多。憲法第9条については「変えないほうがよい」59%(同61%)で、「変えるほうがよい」33%(同30%)を上回った。
実際のところは、憲法は変えてもいいが、9条は慎重にという感じで考えている人が多いのだろう。媒体によっていろいろな強弱は出ている。それでも、この世論調査をどう見るのか。市民には信頼を置きつつ、考えるべきところは、しっかり考えることが求められているという局面か。だからこそ、今の憲法の価値や力をしっかり見つめ、今憲法にもとづいて、どんなことを考えることが大事なのかをっ考えたいところでもあるのだけれど。
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