那須特別支援学校の寄宿舎閉舎に反対の声「成長の場を奪わないで」
今日はインタビュー③の準備をしたり、国会審議をネットで見たり、あとは定例の会議があったり、です。途中で、メールで、その先の企画の相談をしたり。なかなか思うようには進みませんねえ。まあ、一歩一歩進めるしかないのですけど。
今日は国際女性デーですよね。イタリアでは、ミモザの花を女性に送って、感謝を伝えるそうです。朝の新聞でも、いろいろ大きな特集をしています。沖縄タイムスは、国内のジェンダーギャップの順位付け結果を掲載。
夜には中央集会の岡野さんの講演を聞く。
ケアの倫理は、いっそう深まっているなあ。
ケアにもかかわることでもあるのだけど、地方紙に次のような記事が掲載されていた。
那須特別支援学校の寄宿舎閉舎に反対の声「成長の場を奪わないで」(下野新聞)
栃木県教委が2022年度末に那須特別支援学校(那須塩原市)寄宿舎の閉舎を決めたことを巡り、保護者らから反対の声が上がっている。県教委は施設の老朽化に加え「遠方からの通学困難者が減少していること」を理由に挙げるが、寄宿舎の児童生徒の大半は集団生活の中で自立の力などを養う「教育的入舎」のため利用している。2月下旬には保護者らが宿舎の存続を求める約7千人分の署名を県教委に提出。「子どもの成長の場を奪わないでほしい」と切実な声が上がっている。県内には、知的障害の児童生徒が通う県立特別支援学校9校1分校のうち、那須と栃木(栃木市)の2校に寄宿舎がある。……
教育入舎は大きな力を発揮している。障害ある子どもの発達にとっては、指導要領だとか、きまった教育内容にこだわらない教育実践が必要になる。しかも、それは生活に密着していてこそ、力を発揮する。子どもの実態が必要としているものなのに、全国的にも、廃舎は増えているように思える。
しかも、通学困難が減っているというが、ほんとうにそうなのか。バス通学が長時間になっていないか、子どもにも保護者にも過大な負担になっていないかも、もう一度冷静に見る必要もある。表面的な財政効率にとらわれすぎてはいないのか。
短期間で7000筆の署名は、ほんとうに、切実な保護者の思いというのがあるのだろうなあと心が痛くなる。しかも、いわゆる民主的な教育運動が、あまりかかわりのない栃木でである。全教だけでなく、日教組もほぼほぼない(失礼)ところでもあるすし。ちょっと、詳しい話を聞きたいなあ。
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