社会の「知」がかなり危うくなっている
引き続き、インタビュー③の準備作業。いろいろ資料をつくる。論点をもう一度整理する。それから、先の企画のための相談電話のやりとり。この間、やっていないテーマなので、勉強しなくっちゃなあ。とりあえず、図書館で関連書籍を予約。
関連して、ある専門書を図書館で探した。1冊1万円もするから、買うのはちょっと難しい。ところが、県内の図書館には一冊も入っていない。職場近くの図書館にもない。最近、なかなか、図書館にない本が増えている。専門書の発刊点数が増えているのかどうかわからないが、刷り部数はどんどん減っているのだろうなあって感じる。三桁のレベルなのかなあ。かなり、大事な本でもそう。図書館も買わなくなっているのだろう、ましてや、一般の読者が買うものなどどんどん減っているのだと思う。だれかが書いていたけど、専門書は図書館をベースにそれにプラスして、一般の読者が買ってはじめて、なりたつ。ところが、その両方が崩れている。しかし、本にならないと、その本で明らかにされたことが、さまざまな人の手によって、議論され、さらに認識が発展するということになっていかない。ほんとうに、社会の「知」がかなり危うくなっていることを感じる。それは正直、自分のまわりでもそうであるような気がする。うーん。
自分のそうだけど、いろいろな人と話をしていて、ここに来て、またふさぎ込んでいる人、うつっぽくなっている人が増えている感じがする。コロナで人に会えないことに加え、このウクライナだし。社会進歩にささげてきた人たちにとっては、ほんとうにつらい局面。もちろん大局的な確信をもっていても、やっぱり衝撃でだじろいでしまうというのはよくわかる。大局的には、それでも、前進していくのだということはよくわかるのだし、その芽も感じることはできるのだけど、だけど、おこっていることの悲劇性には、やはりたじろぐし、無力感も感じる。だからこそ、奮い立たせるのであるか。
春の気配は、今日もまた一歩。
« 那須特別支援学校の寄宿舎閉舎に反対の声「成長の場を奪わないで」 | トップページ | いろいろ新しいことがおこり…… »
「日記」カテゴリの記事
- 予想通り、ウイルス性胃腸炎で、しっかり寝込んでいました(2025.02.15)
- 学術会議法人化は「終わりの始まり」 ノーベル賞・梶田隆章氏の警鐘(2025.02.11)
- 産業遺産情報センター(2025.02.10)
- ICC所長、米制裁を非難 約80カ国が共同声明(2025.02.09)
- たちどまっちゃいけないなあ。(2025.02.07)
「教育」カテゴリの記事
- 3月号ができました!(2025.02.08)
- 3割近い公立小中校で教員不足の可能性 教頭会調査で指摘(2025.02.06)
- 全く異なる組織設立 学術会議法案の概要明らかに 井上議員に内閣府(2025.01.29)
- 絵本作家のいわむらかずおさんが逝去 フジテレビ労組、組合員が急増 専務が労組とのやり取りで辞意表明(2025.01.23)
- 大学入学共通テストの初日終了…現代文に大問追加「時間的に厳しい内容」(2025.01.18)
「平和」カテゴリの記事
- 学術会議法人化は「終わりの始まり」 ノーベル賞・梶田隆章氏の警鐘(2025.02.11)
- 産業遺産情報センター(2025.02.10)
- ICC所長、米制裁を非難 約80カ国が共同声明(2025.02.09)
- 3月号ができました!(2025.02.08)
- 森友文書の不開示決定、高裁が取り消し「有無も答えないのは違法」(2025.01.30)
「政治」カテゴリの記事
- 学術会議法人化は「終わりの始まり」 ノーベル賞・梶田隆章氏の警鐘(2025.02.11)
- 産業遺産情報センター(2025.02.10)
- ICC所長、米制裁を非難 約80カ国が共同声明(2025.02.09)
- 3月号ができました!(2025.02.08)
- 3割近い公立小中校で教員不足の可能性 教頭会調査で指摘(2025.02.06)
« 那須特別支援学校の寄宿舎閉舎に反対の声「成長の場を奪わないで」 | トップページ | いろいろ新しいことがおこり…… »
コメント