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2022/02/20

「ある子ども」

 日曜日は、掃除日だけど、明日から工場籠城なので、余裕なし。朝からゲラ読み、著者校正の写しなどなど。午後には、最後の座談会①の原稿修正もやってきて提稿作業。いろいろな修正作業も。それから、来月インタビュー①の質問項目も作成。そうやっているうちに、夕方になってしまう。ほんとうに慌ただしい。

 コロナになってからをふり返ると、ほんとうに出かけることがなくなった。それで何が減ったかと言うと、バカ話をすることがなくなった。何となく、ずっと、仕事をし、家事をしている感じ。映画も見なくなったし、なんか、修行僧のような生活。今日も、夜は、家事。明日からの籠城にそなえ、ご飯の準備もしていた。だいたいメニューは決まっている。

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 ところで、先日、西の方のある教員が、組合員が増えた、70代で現場復帰の人ということをつぶやいていたけど、すると、ボクのよく知る人が、なんと、やはり70代で現場に!! 学校はほんとうに大変なことになっているなあとつくずく思い知らされる。数で、たいへんだなあと思っているだけではダメなんだよなあ。

 今日は、東京でも大きな選挙が2つ。関連で、電話で頼まれごともあったり。そちらのほうもいろいろたいへん。

 

 さて、昨夜のETV特集は「ある子ども」。みていてつらくなる。

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SNSで性犯罪など事件にあう子どもは1年におよそ1800人。10代の何気ない日々に、なぜ性犯罪が入り込むのか。子どもの支援団体や精神科医らの協力のもと複数の事例を調査すると、SNSの背後にある子どもの本音と意外な加害者心理が浮かび上がった。性犯罪から守るために大切なことは?オーディションで選ばれた子どもたちのワークショップで10代の感覚、行動に教わってドラマとドキュメントで描く。(主演 まいきち)

 もちろん、性犯罪の最大の問題は、加害者、ほとんどの場合、男性の問題というのがあるわけだけど。だけど、子どもたちをとりまく状況を考えれば、そこには単純じゃない、さまざまな問題もある。子どもの生活空間にある、学校でも家庭でもない領域の変容は激しく、そのなかでSNSの占める位置は、ボクらの想像以上のものになっている。かつて、あ、渋谷だとか、この辺で言えば柏だとかに居場所を探した少年少女が、SNSのなかをさまよう??? 

 ではなぜ、寂しかったり、孤独であったりするのだろうか? 学校の変容ということもある。家庭の変容と言うこともある。だけど、よく考えれば、学校は、以前からそれほどちゃんとした居場所であったのか? そこにもいろいろ難しい問題がありそう。だけど、いろいろなことを抱える子どもたちを受けとめるような学校ではなくなってきているという現実もあるのだと思う。では、家庭は、家庭には重すぎるような、期待がかかっているおいうか、家庭に大きな役割をになわそうとしている感じがする。そう考えると、「あなたは悪くない」という語りかけとともに、もっと、どう子どもたちを支えていくのかという術を考えていかないと、なかなか難しそうだなあ。

 ボクにも、孫娘がいるから、他人事では決してない。だけど、ほんとうに立ちすくんでしまうほどの大きな、重い課題。番組が若者を取材しているその姿をみながら、簡単にわかったことにしない、ほんとうにていねいに話を聞いたり、自分たちのありようをふり返ったり、いろいろなことをくり返しながら、模索するしかないのだろうなとも。

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