映画「標的」
今日も、インタビュー③原稿。一気に仕上げて、発信。最速かもというぐらい、がんばっています。今日は、本当は、2・11集会の日。ほぼほぼ毎年、参加してきた集会。日本橋公会堂にいけないのはさみしい。オンラインで視聴の予定が、ウェビナーのurlがとどかない!!! でもyoutubeがあるからと思っていたのに、それがトラブルで、中継なし。なんと、いつもとちがう2・11に。残念過ぎ。
で、悔しいから、映画「標的」の試写をやっと見た!
元朝日新聞記者の植村隆は1991年8月、元慰安婦だった韓国人女性の証言を伝えるスクープ記事を書いた。その記事には「女子挺身隊の名で戦場に連行され、日本軍人相手に売春行為を強いられた」とある。報道から23年後の2014年、記事の内容をめぐって植村を「捏造記者」とするバッシングが始まった。植村を「売国奴」「国賊」などと非難し、植村が教職に就くことが内定していた大学や植村の家族までもが卑劣な脅迫に曝された。
不当な攻撃によって言論を封じ込めようとする動きに対し、大勢の市民や弁護士が立ち上がった。「記事が捏造と言われることは、新聞記者にとって死刑判決に等しい。しかし攻撃や脅しによって筆を緩めたくはない」と植村は言う。バッシングに向き合う植村の日々を追った。
息をのむ99分間。攻撃者――それは、西岡氏や桜井氏そしてその背後と言うか軌を一にする安倍さん――たちのターゲットは、「慰安婦」問題をすり替えて、問題を焦点化した植村さんというより、朝日新聞、もっと言えばジャーナリズムそのもの。たぶん、ボクらも「慰安婦」問題を報道しつづけても、攻撃はしてこないわけだから、影響力の強く、弱さのあるところということか。その攻撃の卑劣さに怒りを覚える。そして、いまボクらかたっている民主主義の危うさに、呆然とする。そのことへの社会的な自覚の弱さ、危うさにどう向き合うのかは、ほんとうにとても重い課題だと痛感する。
今日の雪は……。
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