「高校教育はどこに向かうのか」
とにかく睡眠が最悪な日が続く。体がガチガチになっているようだ。緊張で凝り固まっていて、ダメなんだという感じが。いろいろ脱力できるように、なんとかしなければ……。
今日は、とりあえず、インタビュー①を一気に仕上げる。それで、夕方には発信。ちょっと一息。脱力脱力。
オミクロンの勢いがとまらないなあ。この先には何があるのだろうか?
『教育』2月号の児美川論文を読む。
「高校教育はどこに向かうのか」。なるほど、自らを「絶望の伝道師」と表現するような現状が、高校教育におこっている。そのことは確かに、軽視できない。「新学習指導要領の過剰積載」や「Society5.0型教育改革の破壊力」はそのとおりだなあ。なぜ、そのようなことがおこるのか。経産省の圧力、その背景には財界→官邸が見えるわけだし、教育には、また別な政治的な圧力がかかる。そのことに文科省が矛盾を感じるからこそ、令和の日本型学校教育で軌道修正を試みるにしても、結局は競争と統制は手放さない。その結果、現場には無理なんだが降りかかる。児美川さんは、こうしたもとで、脱法化し、「改革」の「無化」をすすめる。文科省の矛盾を逆手にとって、脱法化をすすめるのは、この間の児美川節でもあろう。たしかに、文科省にはそのような側面も、揺れもあるのだろうし。もちろん、軽視できない「改革」の押し付けによる現場破壊はあるのだから、そのことは直視しなくっちゃいけないのだけど。こんなに、無茶苦茶なことがすすむ、時代。現場でどうたたかうかは、したたかに、多様になのかもしれないなあ。という感想です。
ちゃんと、しっかり勉強したい。
お世話になった方のお連れあいの大先生の訃報が届く。悲しい別れが続くなあ。不安がふりかかる時代でもあろう。
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