『文藝春秋』の岸田さんの論考
日常生活用品をネットでいろいろ買って、気がついたら結構な出費。年末年始も出費が多かったし、少し、生活を考えないとなあ。いままでと同じように、本とかも買っているから、ちょっとこれではな。本も、なかなか読めなくなっているし、仕事も遅くなているのだから。だけどなあ。
今日は、打ち合わせもあり、先の企画を考えるための資料読みからスタート。『文藝春秋』の岸田さんの論考を読む。実は聞いた言葉が並ぶ。よく考えると、小泉「改革」からの修正をすすめようとした民主党政権時代のそれか。それは、やはり新自由主義「改革」のある程度の修正を掲げないといけないとう認識の表れか? ただ、言葉は空疎に聞こえるのは、やはり危機感の欠如か。コロナ禍のでの医療の問題もそう、そのもとでの、非正規労働者やシングルマザーのひっ迫へ認識は弱いと思う。なぜ認識が弱いのか? やはり問題の根底にある構造を見ようとしない。だから限定的な政策しか出てこない。構造的に、弱者の下支えのない社会というものへの認識がない。とても貧弱な具体策しかしめされないが、こちらの側もその解決の道筋をしっかり示さないといけないと思ったりする。
岸田さんがやたらと強調するのが「人への投資」。これも民主党政権の用語だなあ。ちょうど、先日、クラウチの社会的投資マークⅠ、マークⅡやヘメリクの社会的投資の再生のための3つの要件を学んだばかり。しかし、ヨーロッパの社会的投資の議論とはかなり違いがある。あくまでも経営における「人的投資」が軸。企業の成長ということへの傾斜があり、安倍さんへの接近も実は測られている。
昨年末に発表された政府の子どもの貧困全国調査も見てみる。分析そのもので言っていることは、この間、各地での貧困調査でうきぼりになってきたこととはそんなにかわりはない。つまり、ほんとうに事態は変わっていないし、この調査の限界を考えると、実態はもっとひどくなっているのではないか。そして、この調査でおそらく注目されるのは、コロナ禍の貧困世帯、とりわけシングルマザーの世帯への影響の大きさか。ほんとうになんとかしないといけない問題でもあるなあ。
午後から、zoomで打ち合わせのおしゃべり。いろいろ学ばされる。やはり、話すってことが大事だなあ。もっと、そういう場をもたないと、モヤモヤがどんどん増えてしまう。なかなか議論の場をつくれないでいるしなあ。今日はありがたった。
原稿がやってきて、読んだり、メールをしているうちに夜になる。インタビュー①の作業はできなかったなあ。なかなか、難しいなあ。
ベランダも花はだんだんさみしくなる局面。
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