キャッチボールができない君と歩んだ “9時間16分55秒”
あーあ。日曜日の朝も慌ただしい。掃除や洗濯しなくっちゃいけないし。なかなか買い物行けないし、生活用品もすっかりネットで買うようになってしまったなあ。もう少し、生活のありようを考えないといけないなあ。
午前中は、大阪で、「ステップアップ研修」に送り込まれ、分限処分の脅迫にさらされている事件についての交流。ほんとうに教員の人権が脅かされていると同時に、きわまて政治的な問題。いまの政治、とりわけ文部行政を考えるとき、こうした、右翼的な潮流によるある種の統制的、権威主義的な政治動向をどう考えるかは、いろいろややこしい問題であるが、同時に、決して、あいまいにしたり軽視したりできないパワーでもある。しっかり、考え、語り、対応していかないといけないと痛感。
午後からは、ふたたびインタビュー①。起こしから一回り目の整理まですすめる。あと2日ほどで仕上げにかかりたいなあ。ただ、ほかにもいろいろ仕事はあるからなあ。
日常的に、いろいろ人間関係のつらさを感じる今日、この頃。だけど、それは実は認識のうえでの歪みというかあやまりがあるようにも思える。実際には、社会にある問題が、ばらばらにされた個人の問題として個人化されるなかで、個人と個人の関係の問題に見えるということなのかもしれない。その認識のあやまりには自分もとらわれている。とくに、現実の仕事環境のなかでは、成果主義というか、能力主義にしらずしらずのあいだにからめとられている。その眼鏡で他人のことを見ている。
でも、そう頭でわかっても、けっこう難しい。社会的な活動の場合、いろいろなことを社会全体でひきうけ、わかちあう。しかし、そういうことが難しい時代。個人の生活はバラバラにされているし、たとえば子育てもバラバラにされ、社会が育てるのだからその点でも社会的な活動を担うというその現実の足下の子育てでは、みんな個人に走らざるを得ない。実際の現実の働く現場の姿は、一方ではやりがい搾取のようにも見え、他方では、わかちあいや協働が機能しないようにも見える。
そんな難しい時代の中で、強い、信頼関係をきづいている集団について、もっと知りたいとは思う。また、現実にこうした生き方を模索している人の話も聞きたいと思う。ただ、その際に、内向きにならないためにはどうしたらいいのか? そういう思いで、この記事も読んだりした。
キャッチボールができない君と歩んだ “9時間16分55秒”(NHK)
私はまだ、小学生になる息子の言葉を聞いたことがない。
朝起きて「おはよう」と声をかけても返ってくるのは、“シュー、シュー”という無機質な呼吸器の音だけだ。いつか結婚して、もし男の子が生まれたら、休みの日にはキャッチボールをする。漠然と思い描いていた未来にはなりそうもないけれど、君はたくさんの贈り物をくれた。
ことし、君と歩んだ “9時間16分55秒”を私はこの先もずっと忘れないだろう。……
近所に、こんな建造物。
相方も、息子たちも知らなかった……。えー!
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