提言「新しい時代に対応した大学教育改革の推進」
今日の寒いです。心まで凍ってしまいそうな寒さですねえ。天気はいいのになあ。
今日は、提稿作業が3本。8割がたすすんでいる。校正のやりとりも活発化。実務処理すべきことをすすめて、バタバタと。そのため、来月インタビュー①の資料読みはなかなかすすまず。そろそろ読み切らなければいけないのに!!!
経団連が14日、に大学設置基準の抜本的な見直しなどを求める提言をまとめたという報道が先日のっていた。全国の大学に一律に適用している基準が、教育の質の向上に向けた各大学の創意工夫を阻害しかねない、時代に即した見直しを求めるというもの。たとえば、コロナ禍ではオンライン授業が広がったが、そのもとで、学部の枠も超えて学びの機会を提供できる可能性が高まっているにもかかわらず、いまの大学設置基準は学部単位での入学定員の管理を求め、オンライン授業で修得できる単位の上限は60単位となっていて、柔軟な教育展開の足かせになりかねないというもの。その提言が18日に発表されている。それ(提言「新しい時代に対応した大学教育改革の推進」)を読んでみた。
1.経済界が求める人材像と採用動向
2.経済界が期待する大学教育改革
3.規制・制度改革
という内容だ。あけすけに財界が求める人材育成と、財界に役立つ大学づくりだけをめざしている。学問研究のうえでのいまの大学のかかえる困難や課題、教育という点でもいま大きな曲がり角にあるもとで、あらわになっている問題などほんとうに無関係に、財界の経済的都合だけから見た提言としかいいようのない。いちど大学をよく観察して、実際何がおきているのか、そのもとでの学生の苦難や悩みなど、そして、そこでどんな現実に大学が向き合おうとしているのか、まじめに考えてみてほしいと思う。
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