「いのちの格差 “逸失利益”が問いかけるもの」
今日はとにかく座談会①の原稿づくり。かなりのところまで行きました。会議とかもあったけど、ひたすら原稿づくり。いろいろ、仕事をめぐってはあるんだけどね。いまは、しっかり自分のやることをやりましょう、ということが大事なんだと自分に言い聞かせるところ。
夜は、まず、平和碑(平和の少女像)10周年の記念シンポ。あらためて10年なのかと、10年をふり返りながら考えることは多い。こうした運動を展開してきた人たちに敬意を表するし、ここから学ぶことは多いなあ。日本からは金富子さん、山口さん、岡本さん。みなさんにお世話になっているんだよなあ。
その後は、インタビュー②の収録。ボクにとっては、まったく未知の、知らない世界だったから、うまく聞けなくって、最初は相手も語りにくそうだったけど。かなりがんばってしゃべってもらって、ほんとうになるほどなあ。やっぱり、専門家に聞くと言うことは、絶対に大事にしなければと。がんばって原稿化させるぞって、決意決意!
昨日のクローズアップ現代+も勉強になった。「いのちの格差 “逸失利益”が問いかけるもの」
ある裁判が「いのちの価値」について、問いを投げかけている。交通事故で亡くなった小学生。聴覚障害があったことを理由に、被告側が損害賠償の大幅な減額を主張してきたのだ。背景にあるのが “逸失利益”。事故によって失った利益=将来得られたはずの収入を補填する、という考え方で、障害の有無、性別、学歴などによって大きな差が出る。いのちの価値に格差が生じている現実。あなたはどう考えますか?
日本における損害賠償の考え方は、ほんとうに狭くって、どれだけ稼げたかということの対価とされている。そうではなく、ほんとうは、悲しみとか、失ったものの大きさははかりしれないものがある。それは、原発事故のそれとも通ずるものがある。そもそも、稼げたかは、まさに優生思想につながるもの。ほんとうに人の価値、尊厳というものが問われる問題として、ほんとうに学ばされたし、反省させられた。もともと、そういうことがあり、日本では、新自由主義でいっそうそれが強調されかねないということもあるのか。ほんとうに問われているなあ。
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