中国新世紀 (5)「“多民族国家”の葛藤」
今日から工場籠城。12月はやはり慌ただしい。ひたすらゲラとの格闘の一日。疲れと眠気と、そこに小さな活字で、気持ちが悪くなる。今月は20人ほどの筆者とのやり取りをしなくてはいけなかったで、もうヘロヘロ。この年齢でやる仕事ではないなあ。
工場に向かう道、変える道で、飾り物を発見。神楽坂にはこんなかざりがあったのか?
昨日のNスぺは中国新世紀 (5)「“多民族国家”の葛藤」。ウイグルの問題を正面から取り上げる。
来年2月の北京オリンピックを前に、アメリカなどが「外交的ボイコット」を表明するなど、世界が注視する新疆ウイグル自治区の人権問題。世界各地では「自治区に住む家族と連絡がつかない」と訴える人が相次いでいる。一体、何が起きているのか?現地での監視や収容の実態を追跡する。創立から100年を迎え、民族の団結を目指す中国共産党は、ウイグル族などの少数民族をどうまとめていくのか?その葛藤と行方を見つめる。
番組そのものは、いまさらという部分と、海外での監視や脅迫だど、リアルに描かれていて、すごいのつくったなあというのと。つぎまえ事前宣伝がほとんどなしの警戒で放映というのもまたすごい話。中国のいまが描かれている。
こうした中国の人権侵害にどう向き合うのか? 人権問題は国際的な問題、しかも、彼らの人権侵害は日本を含めグローバルにおこなわれている。きっぱりした批判が必要だ。もちろん、それを非難しているアメリカ政府は、あきらかにダブルスタンダード。アメリカでも管理・監視社会は進行している。日本の人権をめぐっても大きな問題はある。だからといって、中国が免罪されるわけではない。中国を許してはいけないのも事実。そうした問題を、どう批判するのか。キャンペーン的な行動も必要だけど、じっくりした論建てをつくらないとねえ。
相方と寄宿舎の話をするときも、そうだけど、学童保育の関係者と話をしても、生活をベースに子どもをまるごとつかむということがとてもリアルにわかる。そこが学童保育などの強みである。たぶん、そうした実践のなかから、「子ども理解」ということも発展してきたように思う。そうした研究・議論に、学校から逃げてはいけないという人もいる。学校のなかでこそ@「子ども理解」の実践が必要だと。それはたしかにそうなんだけど、学校は、そういうことから、さらに乖離しているように思える。それほど、学校は、子どもから離れたところになっているように感じてしまう。なぜ、そうなってしまったのか。そういうことをちょっと考えている。教育改革でもちこまれ、すすめられた「評価」というものが、社会の新自由主義的な流れと相まって肥大化し、学校でも収拾がつかないほど大きな圧力になってしまっているように思えるのだ。その「評価」が、狭く、子どもから離れてしまって、圧力になっているということなのだろうと。そこを打ち返していくような取り組みとはどういうものなのだろうか。まだ、見えてこないなあ。いろいろ実践について見ていかないと。などなどと、考える、今日この頃。
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