「空蝉(うつせみ)の家」
今日は快晴。木々もすっかり冬仕様です。
明日からの籠城に備える仕事がバタバタと。したがって、日曜恒例のお掃除は今日はあまりていねいにはできません。とにかく、ゲラ読みからのスタートです。いろいろ付き物とかの処理もあります。もちろん、憲法講座の渡辺、浜講演をながらで聴きながら。午後、別の集会にもオンラインで参加する予定だったけど、URLが届かなかった! なぜだろう?
お昼に団地の防災の会議。新しい発電機がやってきた。高齢化がすすむ団地で、自主防災も重い課題……。そもそも管理事態がたいへんな課題。
昨日のETV特集も重かった。「空蝉(うつせみ)の家」。いわゆる8050問題に焦点をあわせる。
神奈川にある住宅街の一軒家。ゴミ屋敷と化していたこの家で一人の男性が遺体で発見された。男性は30年以上にわたってひきこもっていた伸一さん(享年56)だった。誰もいなくなった家には、伸一さんの亡き父親が長年つけていた日記も残されていた。つづられていたのはどこにでもある家族の日々。しかし、ある時から父親は伸一さんを「まるで空蝉のようだ」と記すようになる。家族に何があったのか。この家の記憶をたどる。
うーん。自分の息子を見ていてもそうだけど、何がいったい幸せなんだろうか。これだけ、人を人として扱わない社会(働く現場)を前に、どのようなことをアドバイスできるだろうか? 父親の悩みや葛藤もいろいろ考えるのだけど(どのような人だったのか、もう少し知りたいと思った)、むしろ、残されて困窮していく息子の思いも複雑、生きようとしたのか、しかし、それは自己責任にとらわれていて、やはり見ようによっては、セルフ・ネグレクトでもあるように見える。そもそも、セルフ・ネグレクトにはいろんな面があるのだろうとも思える。そうした事態を家族に帰すことはとうていできない。しかし、社会は彼らを包摂はできない。そんな現実がつきつけられる。むしろ見終わっての感想は、ボクらはこの社会、その政治への信頼を取り戻すことができるのか、つながるを回復? つくりあげることができるのか、ということなのかもしれない、と。
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