「何かもう疲れてしまった。だめなお母さんでごめんなさい」 障害がある17歳の息子を絞殺した母の絶望 ワンオペ育児、自身のうつ病
うーん。今日はインタビュー③の準備作業と資料読み。そして、それから先の企画の資料収集。相談の電話等々。あとは国会中継等の視聴。しかし、その肝心のインタビュー③の設定が着地しない。12月はみなさん忙しいからなあ。こちらも下版までの時間が短いから、ハラハラ、でも、今日は動かず。大丈夫かなあ。
いろいろ考えることの多い局面。無力感にさいなまれることも多い。議論が多様化し、そのなかで、論点をシャープに出すことは結構難しさを感じる。自分の考えていることが、ほんとうに通用するのか。わからないことが多すぎるが、自分の思考がなかなかすすんでいかない。むしろ、ともすれば、もう消えてしまいたい気分になるけれど、もう1度、自分の足元をふり返ってみる。まあ、それでも打ちのめされることが多いのだけれど……。
この事件にも打ちのめされる。
「何かもう疲れてしまった。だめなお母さんでごめんなさい」 障害がある17歳の息子を絞殺した母の絶望 ワンオペ育児、自身のうつ病(共同通信)
2020年7月、京都市左京区に住む無職の女性(54)が、重い障害がある長男=当時(17)=をマンションの自宅で絞殺する事件が起きた。女性はうつ病を抱え、殺害後に自殺を図っていた。「何かもう疲れてしまいました」。11月に京都地裁で始まった公判や関係者への取材からは、ワンオペで育児を続けた女性が息子の進路に悩む中、精神的に疲弊していき、SOSもうまく出せないまま絶望感を深めていった様子が浮かび上がった。(共同通信=武田惇志、木村遼太郎)……
何度読んでも……。悲しすぎる事件。母親は、どこまでも、一人の人間ではなく、この子の母親であることが求められ、介護に献身することが求められてきた。そのすべてを背負い込まざるを得ず、背負い込んできた姿があまりにも切なく悲しい。そのように追い込んでいる、いまの社会のありようを考えこんでしまう。
自分に何ができるのだろうか? 無力さも感じるけど、何ができるのかは問い続けなければいけない。特殊なことではなく、このように家庭に沈殿した困難は、この社会にがあちこちにある。
今日のお花と紅葉。
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