「昭和天皇が語る 開戦への道 前編 張作霖爆殺事件から日中戦争 1928-1937」と新・ドキュメント太平洋戦争 「1941 第1回 開戦(前編)」
日曜日だから、掃除デーなんだけど、腰の調子が少し不安定なので、今日は最低限に。でもって、インタビュー①の仕上げに取り掛かって、そして発信。zoom取材の予定があったけど、それは今日はパスすることにした。朝顔のプランターを整理をして、春に向けた準備をおこなう。ほんとはベランダもきれいにしたいんだけどなあ。雑然として、土や枯れ草などが積まれていたり、うーん。
昨日のETV特集の感想。
「昭和天皇が語る 開戦への道 前編 張作霖爆殺事件から日中戦争 1928-1937」
開戦80年の太平洋戦争。敗戦直後、昭和天皇は戦争への道を詳細に語っていた。初代宮内庁長官・田島道治の「拝謁記」。張作霖爆殺事件から続く軍の下克上を止められなかった反省が述べられていた。さらに今年9月、天皇の侍従長・百武三郎の日記が公開された。日中戦争で、和平工作に期待をかけながら全面戦争となり、苦悩する天皇の姿が克明に記されていた。2つの新資料から昭和天皇と側近たちの戦争に再現ドラマを交えて迫る。
確かに、戦争直後の「拝謁記」や、百武日記は生々しい新資料で、いままで知られていなかった天皇の姿が見えては来る。しかし、それはいまでいう政局というか、軍部と天皇の葛藤や緊張はわかるのだけど……。天皇はここまで戦争指導にかかわったのかはあらためて、驚かされる。そして、むしろ、ボクが感じたのは、そういう天皇の「苦悩」というものが、あくまで、立脚が現状維持で、陸軍の前のめりとのあいだにたっての苦悩にすぎないということ。ある意味で、帝国の君主の姿がそこから垣間見えるということなのだけれど。
昨日はNスぺもあった。
新・ドキュメント太平洋戦争 「1941 第1回 開戦(前編)」
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太平洋戦争から80年。歴史の大きなうねりを「個の視点」から「複眼的」に捉え直すシリーズ「新・ドキュメント太平洋戦争」。エゴ・ドキュメントと呼ばれる当時の日記や手記から、戦争の新たな断面に迫る。第1回は「1941・開戦」。前編では、アメリカ文化に親しみをもっていた市民や、戦力差も踏まえ日米開戦を避けようとしていた国のリーダーたちが、なぜ戦争へと向かっていったのか、その心の変化を見つめていく。
今の歴史研究の一つのはやりなのか、社会学的な方法が導入されて、いろいろな分析がすすむ。いろいろしらない資料があり、銃後の人々が戦争へと熱狂していくのはいろいろ考えさせられるというのはそうだけど、歴史事実との関係での描き方はどうなのか? アメリカとの緊張は、三国同盟にかかわって描かれていて、南方への進出は、北部仏印などへの進駐はすっ飛ばされてしまっている。南部仏印進駐ではじめてでてくるって?? ベースになっている、日記や手記の書いた人の階層などもどうなのかなあ、など、いろいろ気になることが多かった。
今日は後編。後編は、日米開戦に至る直前の経緯が中心で、こちらのほうが、実証研究と、エゴドキュメントがうまくかみ合っている印象はうけたのだけど。というか、実証的な研究ベースにつくられているという感じ。後半のシンガポールのくだり――過酷な支配と加害は、この戦争の性格をリアルに示していて息をのむ。従来型と言われればそうなんだけど、ボクとしてはこちらのほうが見ごたえがあった。どうなのかなあ。
今日の夜は、THE MANZAI 2021でウーマンラッシュアワーを見る。さすがのしゃべり。twitterのタイムラインは、すごいことになっていた(苦笑)。難民、オリンピック、朝鮮学校、そして、安倍・麻生・菅……。今年も、さらに、ここまで言ったかと驚かされる。村本は、アメリカに行ってしまうのか(残念)。
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