ルール破り、恫喝、支離滅裂……それでもなぜ自民党政権は揺らがないのか
工場籠城1日目。ただひたすら、ゲラと向き合う1日。今月もあと少しです。
先輩から紹介された文春オンラインの内田・武田対談を読んでみた。
ルール破り、恫喝、支離滅裂……それでもなぜ自民党政権は揺らがないのか(文春オンライン)
「政治とカネ」にまつわる様々なスキャンダルが相次いでいたにもかかわらず先の総選挙で自民党は単独過半数を獲得した。国民の政治的なエネルギーが高まらない理由から現状肯定的な若者たちの心理まで、“権力者が熱狂する”時代の深層に迫る。……
やっぱり内田樹さんはちょっと苦手。武田さんは、おもしろなあ。書籍編集者っぽいのもそう。書籍編集者はいろいろ深堀を編集者らしくする。ボクのような弱小月刊誌編集者なんて、物量を追うのが仕事だから、深堀なんてとてもとても、いわば根無し草だから。書籍の編集者は、名前も仕事も残るけど、月刊誌の編集者なんて、賞味期限は短いし、論文は著者とともに残っても、編集者の存在が残ることなどまずないし。そういう仕事だね。
さて、若者のことなど、いろいろ注目して読む。内田さんの楽観は、あまり根拠があるわけではない。変わるときは劇的に変わるというのも同じ。「深い信念に基づくことじゃない」にしても、いまの社会状況と意識状況は、結構根深いもの、教育も、メディアもこれだけ悪い状態の中で、政治文化というものがぜい弱になっていることはもっと直視されるべきだと思う。たぶん、政治文化を培っていくには、時間がかかる。知識としての政治もそうだけど、体験としての政治もね。おおきな政治を避ける傾向があるだけに、身近な、小さな政治から積み重ねて、それが大きな政治につながるのだということを体感してもらわないといけない。これも時間がかかりそうだなあ。いまは、そんなことをボクは感じるのだけどねえ。
団地の紅葉は、色の変わるタイミングが今年は木々ごとかなりずれている。そして、足早。
後の二枚は自宅の窓から見える紅葉。
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