学童保育の全国研に「ながら参加」
日曜日は掃除スタートだけど。ラストサンデーだけど、仕事中心。自分の書き物もして、数本のゲラ校正作業。
昨日と今日は学童保育の全国研。オンラインならではの、仕事をしながらの「ながら参加」。
ボクが直接、学童保育にかかわっていたのは、世紀がかわるころだったから、もうずいぶんたつ。当時は毎年参加していたけど、その後も、取材で何年かに一度は参加している。だけど、ほんとにひさしぶり。ボクらの時代に法制化がされて、そこから、埼玉などは、ガイドラインがつくられるようになって、そして、国でも、基準がもうけられるようになって、支援員の研修制度などもつくられていった。そういう意味では、この20年ぐらいのあいだに、ずいぶん、制度としては、前進したのだとは思う。だけど、基準は、最低基準としてはつくられず、多くが参酌する基準にとどまっている。財政措置も、以前から比べると、前進したとはいえ、ほんとうにその役割にふさわしいものには引き上げられていない。目立つのは、ほんとうに劣悪で不安定な指導員の労働条件の改善にはなかなか向かわないことか。むしろ、設置形態や経営主体が多様化して、急速に、株式会社もひろがっている。人手不足ということも言われるようになっている。
時代は変わり、共働きが増えているが、その層は、親自体が不安定な就労も多くなっていて、なかなか余裕のない生活だ。父母会活動もなかなか難しそうだ。子どもたちも大きく変化して、指導員は、一人一人とていねいに向き合うことが求められるはず。にもかかわらず、指導員の専門性は、どこまで、焦点化されたと言えるのか。
記念講演で、この数十年の学童保育の実践に焦点があてられた。なかなか、どう整理して、考えればいいのかわらならい現状のなかで、おそらく今求められているのは、学童保育と言うのはいったい何なのか、何を大切にすべきなのかということを確認することなのかなあとも思ったりもした。いろいろ議論も聞いていても、浦島太郎状態で、企画化するには、まだまだいろいろ聞かないと無理だなあと痛感。
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