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2021/10/23

『ジェンダー視点で学ぶ 女性史』

 朝から、ゲラ読みスタート。それから、自分の書く原稿のための資料読み、さらに必要な資料読み。午後からは特別支援教育にかかわる集会を聞く。35人学級と並んで、こちらの設置基準も新たに設けられるという前進があった。それでも、課題は大きい。まだまだ運動は続く。この分野の人たちの粘り強い運動は、もちろん地域によっては、きびしいところもあるが、いろいろな形で取り組まれている。共同性という言葉が、共有されるような取り組みもある。そのことはよく考えるべきだと思う。そこでは、正面から条件整備を問いかけると言うこともおこなわれているし。考えるべきことは多いなあ。
 夜には、「ケアレスな日本の教育と政治 ~大月書店『ジェンダーと多様性を考える』ブックフェア記念トークイベント」を聞く。岡野八代さんと本田由紀さんの対談。とても、シャープに議論をする、しかも、あつい人だから、とてもおもしろい。「ケア」ということを軸に、日本のいまの政治の問題というか、異常さについて討論はすすむ。ケアなき社会は人権のない社会ということが痛感させられる。岡野さんの新著は読んでいたのだけど、本田さんの『「日本」ってどんな国?』はまだ読んでいないので読まなくっちゃねえ。ほんとうに、いまの日本のあり方は、人を置き去りにし、「家畜」にした「変」な国なんだもの。

 ちょっと、ケアがポイントだということ、教育との関係で深まっている。新しい発見もあり!

 

 『ジェンダー視点で学ぶ 女性史』を読んだ。

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 著者の澤田季江さんは、新日本婦人の会の京都の事務局長として、女性の運動の先頭に立っている人。若いころからの知り合い。「日本の女性の歴史をジェンダーの視点で、しかもできるだけ手軽に学べるような読み物に」と、とても読みやすい語り口で書かれている。
 女性の世界史的な敗北は、日本においては、緩やかにすすんだという分析のなかで、中世社会で、したたかに活躍する女性たちの姿が描かれている。歴史の中でも女性の力と言うものがうきぼりにされる。近代の女性のたたかいは、感動的。読んでいてウルウルとする。同時に、権力とのたたかいのなかで、権力にからめとられていく運動があったことも直視し、その経緯などのしっかり描かれている。最新の歴史研究の成果もしっかりいかされている。現代のたたかいのなかで、生じている大事な論点への目配りも欠かさない。曇りなく「世界の流れ」というものをしっかり意識した内容になっている。
 初学のものにとっては、刺激に満ちた内容。ボクも知らないこともたくさんあった。同時に、自分自身の思想に問いかけるものにもなっている。ほんとに脱帽の一冊。

 

 朝顔、ほんとに最後だね。記録として。

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