ドラマ「しかたなかったと言うてはいかんのです」 と 「銃後の女性たち〜戦争にのめり込んだ“普通の人々”〜」
いろいろ移動から戻ってきて、きょうの朝顔から。
昨日は、ドラマ「しかたなかったと言うてはいかんのです」を見た。
たしかに、このセリフには、制作した側の強い思いを感じる。おして、この言葉は、普遍的な意味を獲得している。そういう言葉でもある。その意味で大事なドラマとしてしあがっている。だけど、いろいろ気にかかるのだどうしても。たとえば、よく言われる731。戦前と戦後の一定の時代。国立大学の学位論文は、人体実験にもとづいて書かれている疑いがあると、西山さんたちが告発している。帝大医学部の一定の地位に主人公はそのことを知らなかったのだろうか。少なくとも戦後気づかなかったのかと。アジア人だからということも含め……。
今日は、朝から、インタビュー②の原稿。あと一日で仕上げたいなあ。午後は、少し、孫①②のお相手。
夜は、国防婦人会。銃後は、私も今月の号でやっていますから。
「銃後の女性たち〜戦争にのめり込んだ“普通の人々”〜」
かっぽう着にたすき掛け。戦時中のドラマでたびたび登場する「国防婦人会」の女性たち。新たに発見された資料や取材から、戦争を支えた女性たちの意外な「思い」が明らかになった。女性の活躍の場が少なかった時代、国防婦人会への参加は「社会参加」の機会だった。「社会の役に立ちたい」と懸命に生きた女性たちがなぜ自身を抑圧するようになったのか。戦争に協力していった女性たちの、これまで語られてこなかった心の内に迫る。
銃後ははじめから、熱狂という形で、戦争に前のめりにつくられていったわけではない。世界恐慌から立ち直る時期に、社会が豊かになり、社会進出、社会参加が大きな課題になっていく時期に、さまざまな活動がつくられ、銃後が徐々に形成されていく、それが総動員の時代へとつきすすんで、社会が壊れていく時期に熟してというイメージだろうか。われわれがイメージする時期は、実は、ほんとうに短い、その最後の時期なのかもしれない。
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