「反新自由主義の社会・政治変革の現段階」
今朝の朝顔。
いろとりどり。薄水色は今年はあまり咲いていない。
今日は、とにかく、対談①と来月以降の企画の資料読みから。目がちょっとつらいなあ。
福祉国家構想研のオンライン公開連続講座「いま、社会変革に何が必要か―コロナ禍を乗り越える変革構想」の第三講座「反新自由主義の社会・政治変革の現段階」を聞く。
まず、岡崎さんが「差別と犠牲の新自由主義を止め、『新しい福祉国家』の道へ」。岡崎さんも若い若いと思っていたけど、まもなく還暦だものなあ。まず、コロナ禍から。いまの問題点を端的に。コロナ禍であらわになった問題と、根底になるずっと続いていた医療軽視、公衆衛生の衰退の実態をからめての話は、なかなか説得的。ほんとうにその骨底にある政治の思想的基盤というか、その異常さ、異様さを問わないといけないなあ。
もう一度、自分たちが立っているその場がどんな不安定で、脆弱なもののうえにあるのか、この現状では、この社会はますます混迷の道を歩むということをよく見なければ。そのなかから、目指すべき道を、しっかり見すえないとなあ。ある人に書くメールのことを考えながら聴いていた。
しかし、新自由主義ムラというのは言いえて妙! 生活できる賃金、必要充足……。いろいろ考えさせられる。
後半は、二宮(元)さんの「反新自由主義運動の現状と対抗構想の展望と課題」。対抗運動の歴史的な経過をおさえながら、いまを。最近、はやりのニュー・ミュニシパリズムというものをどう押さえたらいいのか、なるほどなあと。
イギリスの対抗構想の議論も勉強になる。「ユニバーサル・ベーシック・サービス」、Foundational Economy、プレストン・モデル。いろいろ、外国を固定的なモデルにしてしまうと、大きな流れの中で見失う。そうではなく、議論のなかみやそれが向かっていることが何かが大事なんだろうなあ。
総じて、世代交代の感もある福祉国家構想研。ボクより若い人から、刺激とエネルギーをいただきましょう。
夕方の「報道特集」、こどもに広がるコロナ感染。3歳児の感染の映像にドキドキする。たいへんな状況だなあ。医療や福祉を重視した社会構築の方向に、本気で転換しないと、この国はどうにもならない。だけど、これまでも矛盾の蓄積による問題の深さは、なかなか、たいへんになっているのだろうけどなあ。
あんまりいいことのない日が続くなあ。まあ、人生などそんなもんやなあ。
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