BS1スペシャル「独占告白 渡辺恒雄 ~戦後政治はこうして作られた 平成編~」
朝、今日の朝顔はと言えば。
ワクチン接種2回目の翌日。うーん。どうだろうか。朝起きて、関節痛に加え、筋肉痛、少し頭痛も。熱が出るのかと思ったら、熱は出ず、その後、お昼過ぎには普通の状態になった。
様子を見ながら、本を読む。今日はやっと声を読み終えた。
「満洲」については、そんなにボクは詳しくない。いろいろ単純じゃないなあ。そもそも、満洲支配については、いろいろな思惑。いろいろなことを主張する動きがあった。そういうなかで、当初から、矛盾や問題を抱えながら、妥協を重ね、積み重なり、本格化していくのかで、どんな姿がつくられていったのか。この悲劇の結末は、そういう経過が鋭く反映しているということか。
さて、昨日のBS1スペシャル「独占告白 渡辺恒雄 ~戦後政治はこうして作られた 平成編~」。
読売新聞グループのトップ、渡辺恒雄氏への独占インタビュー番組の第二弾。「平成編」となる今回は、読売新聞社長、巨人軍オーナーとして、平成の日本社会に深く関わった渡辺氏が、その舞台裏を赤裸々に証言。自自連立、大連立など自ら深く関わった政局、巨人軍オーナーとしての発言の真相、自身の戦争体験に根ざした歴史認識。渡辺氏の独占告白から、平成という時代、そして今後の日本の姿を展望する。インタビュアー・大越健介
新聞人が、政治的な主張をもつことが間違っているとは思わないが、この人の大きな問題は、目線の先が国民にあるのではなく、政局にあるということだ。正当に世論に働きかけるのではなく、政局にコミットすること。いろいろな政治とのかかわりを番組は追うが、番組自体が、それが国民にとって、どうだったのかという検証はない。
ただ、2000年に入って以降の自民党の政治の行くへへの渡辺の危機感は、より検証をのぞみたいところ。矛盾の真価は、渡辺をして意味ある行動を選択させたのかどうか? 民主・自民の大連立など、ほんとうに何がめざされていたのか。その中身は、何もしめさなかったから。魅力あるテーマなのに、政局を好む、日本の政治メディアそのものの弱点がそのまま反映したようなインタビューに終始している感じがした。
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