(論壇時評)五輪と多様性 「特権もつ多数派」の自覚を 東京大学大学院教授・林香里
今朝の朝顔。
さて、気分を変えて次の企画へ。資料を読んだり、いろいろ連絡。いまの国会の状況などについての情報収集と議論などもして、ほんとうにいろいろ考える。仕事がそんなにすすんだわけではないけど、そういうこつこつとした作業をすすめるしかないのですけどね。
今日は朝日の論壇時評。
(論壇時評)五輪と多様性 「特権もつ多数派」の自覚を 東京大学大学院教授・林香里(朝日新聞)
23日に開幕した「東京オリンピック2020」は、開催直前まで開会式など担当のトップクリエーターたちの人権感覚欠如の言動が明るみに出て、辞任やら解任やらで大混乱していた。オリンピックとはどこまでも差別と偏見を助長する人たちに支配されているのだと、次々と入って来る報道に心底呆(あき)れ返った。……
林さんらしい時評。さっそく『美術手帖』8月号の鈴木みのり×丸山美佳(対談)「クィア、インターセクショナルな視点と、葛藤を手放さないこと」を読んでみた。クィアとかインターセクショナルとか、そういう理論的枠組みなど、あまり考えたことがないだけど、頭をひねりながら、いろいろなことを学ばされる。多様化ということを紋切型で頭で理解するのではなく、ことがらをよく見て、よく聞いて、その際について、ちゃんと向き合って、知っていく。共感していく。そのなかで、連帯をつくってこそということなのだろうなあと。新しい社会を構想する、こうしたラディカルな理論というものを、しっかり視野に入れて、自分のなかにある決めつけみたいなものをふり返らないといけないと、自省しなくてはいけないとつくづく思うなあ。いろいろ難しいけど、いろいろ抱えている問題に、あたらしい視野をもらったりはするのだけれど。
« 「五輪やめて」の病院副院長 「ぎりぎりの状態だ…無観客でも賛成できない」 | トップページ | 【首相会見】辞職の覚悟あるのかと迫る記者に、菅首相「感染対策、私はできる」 »
「文化・芸術」カテゴリの記事
- 「フェンス」(2023.03.20)
- 石垣に陸自駐屯地開設 「緊張高める」懸念強く 南西防衛 大きな節目(2023.03.16)
- 大江さん逝く(2023.03.13)
- 「春子と節子 “女流”画家を超えて」(2023.03.07)
- 「老いてなお花となる」(2023.02.21)
「日記」カテゴリの記事
- 前衛7月号ができました!(2023.06.07)
- 沖縄県民39%が安保強化求める 「どちらとも言えず」37% 辺野古移設46%が否定的(2023.06.06)
- 嵐の法事帰省に(2023.06.05)
- 探求、探求(2023.06.01)
- いろいろ読んでいて、驚きの連続(2023.05.31)
「読書」カテゴリの記事
- 『私たちは黙らない!』(2023.05.21)
- 孫がやてきた そして、前衛6月号の続き(2023.04.30)
- 前衛6月号ができました(その1)(2023.04.29)
- 『世界の片隅で日本国憲法をたぐりよせる』(2023.04.19)
- いのちのとりで裁判の成果と課題を議論する院内集会 と『社会サービスの経済学』(2023.04.17)
「政治」カテゴリの記事
- 前衛7月号ができました!(2023.06.07)
- 沖縄県民39%が安保強化求める 「どちらとも言えず」37% 辺野古移設46%が否定的(2023.06.06)
- 杉田水脈氏に33万円賠償命令 控訴審判決、教授らの訴え一部認める 生活保護減額取り消し 静岡地裁、原告の主張認める 全国11件目 同性婚不受理は違憲 名古屋地裁判決 法の下の平等・婚姻の自由に違反(2023.05.30)
- 内閣支持率46%に上昇 G7で「指導力を発揮」6割 朝日調査(2023.05.29)
- 激しく、慌ただしい日 管理組合総会、8年ぶりの再会など(2023.05.28)
「経済」カテゴリの記事
- 杉田水脈氏に33万円賠償命令 控訴審判決、教授らの訴え一部認める 生活保護減額取り消し 静岡地裁、原告の主張認める 全国11件目 同性婚不受理は違憲 名古屋地裁判決 法の下の平等・婚姻の自由に違反(2023.05.30)
- 激しく、慌ただしい日 管理組合総会、8年ぶりの再会など(2023.05.28)
- 「フェミ科研費裁判が問うてきたもの」(2023.05.26)
- 「新型コロナとマイノリティーの3年 振り返り編」(2023.05.20)
- 保育士の配置基準見直し求め 園児の保護者らが新たな団体設立(2023.05.17)
« 「五輪やめて」の病院副院長 「ぎりぎりの状態だ…無観客でも賛成できない」 | トップページ | 【首相会見】辞職の覚悟あるのかと迫る記者に、菅首相「感染対策、私はできる」 »
コメント